武田真治×コナリミサト×初代担当編集者「凪のお暇 スナックバブル in B&B」開催記念アフタートーク
大盛況に終わった『凪のお暇』完結記念のトークショー「スナックバブル in B &B」。その余韻の中で、コナリミサトさんと武田真治さん、そして初代編集担当が再び語り合いました。ファンの熱いまなざしを受け取った直後だからこそ生まれた会話には、作品とキャラクターへの深い思いがにじんでいます。

今回のママ役は、自分の俳優人生の中でも「ベストアクト」
武田真治さん(以下、武田):トークショーおつかれさまでした。いかがでしたか? やっぱりファンの方々のお顔を直接見られるのは嬉しいものですよね。
コナリミサトさん(以下、コナリ):緊張しましたけど楽しかったですね。トークショーを過去にもさせてもらったことがあるんですが、今日はいつもより冷静にみなさんのお顔や表情を拝見できました。武田さんや編集担当がいてくれたからかな。
初代担当編集(以下、初代担当):武田さんが、会場を盛り上げてくれてとても心強かったです。
武田:みなさん、静かに聞いていらっしゃったから、最初は僕だけ空回りしちゃってるんじゃないかって心配でした。僕はこういったトークショーにあまり慣れていないので。でも、話が盛り上がっていくにつれ、原作だけでなくドラマのことも愛してくれている方々ばかりだということが伝わってきて、幸せな気持ちに。最後の方は『凪のお暇』ファンの方々の温度感を心地よく感じている自分がいました。
コナリ:空回っているなんて、そんなめっそうもない! お話もお上手で、優しくて素晴らしかったですよ。司会者にも向いているんじゃないですか? 武田さんのおかげですごく話しやすかったです。
武田:そう言ってもらえると嬉しいです。ありがとうございます。
初代担当:ドラマ化だけでもすごいことなのに、ドラマに出演していた方とこうやって放送から月日が経ってから振り返られるのは嬉しいですよね。
コナリ:そうですね。ドラマ放送中の瑞々しい記憶が鮮やかに蘇ってきました。放送時期が夏だったこともあり、あの暑さまで懐かしく思い出されました。
武田:放送終了から、もう6年ですか。放送中は視聴者の方々がSNSなどで色々と嬉しいことを書き込んでくれていたので、それを読んで励みにしていたのを覚えています。毎週チェックするのが楽しくて楽しくて。自分の演技にここまで手応えを感じられることってなかなかないですから。
コナリ:トークショーでも話題になってましたが、もしドラマ『凪のお暇』の続編があったらまた出てくださいますか?
武田:もちろん、もちろん! 今回のママ役は、自分の俳優人生の中でも「ベストアクト」と呼べる役だと感じています。
コナリ&初代担当:すごい。そんなこと言ってもらえるなんてありがたいです。
武田:僕も自分の人生を決定づけるような役に出会えて幸せですよ。

初代担当:会場にいたみなさんに、慎二派かゴン派かとお伺いしましたが、あの結果は予想通りでした?
コナリ:漫画とドラマで両方聞けてよかったです。漫画とドラマでは、結果は異なると予想していたので。でも思ったより、漫画のゴンは人気がなかったですね。ドラマ版ではゴンは大人気だったのに。(ゴン役を演じた)中村倫也さんの魅力かな(笑)。
武田:倫也くん、かっこよかったからねぇ。僕は自分の娘が付き合うなら、って観点で慎二を選びました。いい企業に勤めている子の方が安心かなって。
コナリ:えー! 武田さんがサポートしてあげれば、その問題解決できそうじゃないですか? モラハラぎみな男性と付き合うのは心配です……。
武田:そうか。そういう考えもありますね。やっぱり好きな人と一緒になるのが一番ですね。
初代担当:登場人物の性格にコナリさんの要素が入っているのか、とイベントに参加した多くの人が気になっていたのは印象的でしたね。
武田さん:様々なキャラクターが出てくるので、やっぱりみんな気になるんでしょうね。どのキャラクターがコナリ先生と似ているのかなって。作品と同様にコナリ先生のことを尊敬している人も多いでしょうから。
コナリ:そうですね。登場人物全員にちょっとずつ自分の要素が入っているかもしれないです。そうじゃないと描けないですから。でもどの人物が一番自分に似ている、とかはないですね。全員どこかで会っているような気もするし、いないような気もする、そのバランスは常に意識しています。
初代担当:人物描写の解像度の高さは、『凪のお暇』に限らずコナリさんの全作品に通じる魅力です。登場人物一人ひとりに背景が息づいていて、その厚みこそが読者を惹きつけているのだと思います。
コナリ:この物語の立ち上げから併走してくれた編集さんに、改めてそう言ってもらえるなんて嬉しい。自分が過去に言われたことや感じたことを、セリフに織り込むこともあります。
初代担当:参加者の方からの恋愛相談もとても印象的でしたね。
コナリ:高円寺のただれたクズ系の人と付き合っているって方ですよね。でもその質問してくれた方がまだ20代だったのは救いかなと思いました。まだまだ恋愛は楽しい時期ですから。それが私たちの世代だったらもう悲惨ですよ……。
武田:たしかに……。先ほど、『凪のお暇』の続編があったら出演したいとお話ししましたが、僕がスナックバブルのママとして全国津々浦々に足を運んで、色々な人の悩みを聞くイベントとかやってみたいです。ママになりきってみんなにアドバイスしちゃう。
コナリ・初代担当:いいですね。私たちの悩みも聞いてもらいたい!

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