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Souffle(スーフル) Souffle(スーフル) 息、できてる?
コラム 2019.03.19

『ほがらかSNSライフ』カレー沢薫 最近、SNSが殺伐としていないか?

#21 小学生の子どもにスマホ、与えるべき?

子にスマホを持たせるか否か。その悩みにカレー沢さんは?

ほがらかSNSライフ担当の小学5年生の娘がスマホを欲しがっており、ついにはスマホのCMを見て泣き出したという。

小5と言ったら神が人間に搭載した5憶の無駄機能の内の一つである「プライド」がかなり芽生えてしまっているので、少しのことでは泣かなくなっているはずなので、よほど欲しいということなのだろう。

しかし担当は「まだ早い」という理由で娘にまだスマホを与えていないようだ。

子どもにスマホを与えるべきかどうかは、意見の分かれるところである。

反対派にも様々な反対理由があると思うが、その中でも「危険性」を指摘する声は大きい。

しかし、世の中では、スマホで撮影した飲食店バイトによる悪ふざけ映像が大炎上したり、親のクレカで150万ソシャゲに課金して新聞に載ったりと、連日連夜、大の大人によるスマホ不祥事が繰り広げられている。

確かに子どもにスマホを与えるのは危険かもしれないが「大人なら持って大丈夫」というわけでもないのだ。

つまり子どもというより「馬鹿どもにスマホを与えるな」と言った方が早い。便利なはずツールで面倒を起こすのが馬鹿である。

美味しんぼの海原雄山希代の暴言「馬鹿どもに車を与えるな」が一周回って正しいことが証明された。

しかし、完成された馬鹿である大人と違って、子どもは学びの途中なのだから馬鹿なことをするのが基本設定なのだ。

そのデフォルトが解除される年齢になるまで、危険性のあるツールを与えたくないという意見もわかる。

それに、悪いことを考える人間に「手ごたえのある相手ほどワクワクする」という悟空タイプはほぼいない。必ず騙しやすいやつから騙していくので「スマホを持った子どもを狙った犯罪」も今後増える可能性がある。

だがスマホを持つことで守られる子どもの安全ももちろんあるだろう。連絡がつきやすいし、どこにいるかもわかるのも大きなメリットだ。

よって危険だから子どもにスマホは持たせないではなく「子どもが持っても大丈夫なスマホ」を開発するのが大人の役目なのではないだろうか。

具体的には、何かに課金しようにしたら爆発するシステムなどが求められる、子どもの身を守り、学びを与えるにはそのぐらいした方がいいし、なんだったら大人にも必要なぐらいだ。

しかし、担当の娘が泣くほどスマホを欲しがっているのは、おそらく周りに持っている子が増えているからではないだろうか。

私世代なら「スーファミ」のように、持っているのと持ってないのでは、士農工商レベルの差が出るアイテムというのはいつの世も存在する。

次回は3月26日更新です。

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『ほがらかSNSライフ』カレー沢薫

『ほがらかSNSライフ』カレー沢薫

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