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Souffle(スーフル) Souffle(スーフル) 息、できてる?
コラム 2019.06.04

『ほがらかSNSライフ』カレー沢薫 最近、SNSが殺伐としていないか?

#32 SNSのせいで心身不調です

SNSが気になりすぎて心身不調。そんな時に私たちがやるべきことは?

ほがらかSNSライフ担当からのメールである。

「最近インスタはなかったことにして暮らしていますが本当にアイコンを見るたびにざわざわしています。代わりにtwitterでの告知やらエゴサ時間がどんどん長くなり久しぶりに会った美容皮膚科勤めの友達に目元が老けたと言われました。」

おそらく私がネタにしやすいようにオーバーに書いているのだろうが、万が一そうじゃないなら、すぐさまスマホを土に埋めてその上にバオバブの木でも植えた方が良い。

担当だけではなく、SNSが気になりすぎて心身に不調をきたしている人は多いらしい。

一つ投稿すれば、いいね数が気になり、ずっとSNSに張りつき、前よりいいねが少ないだけで「俺はオワコンだ」と深く落ち込んでしまうそうだ。

「いいね」には、今芸能界でも流行りだという、法にタッチしているお葉っぱ様や魔法の粉に似た作用がある。

SNSで注目を集めるのは快感である。

しかしそれに慣れるともっとたくさんの「いいね」がほしくなり、逆に「いいね」が足りないと、不安になったりと禁断症状が起こりはじめ、「いいね」を得るために嘘を書いたり、倫理を逸脱したり、最終的に殺害予告など、本当に法を脱してしまう恐れがある。

せっかくストロングゼロと並んで「法に触れてないクスリ」でおなじみのSNSで法に触れてしまうのは、残念としか言いようがない。

実際、SNSやスマホ依存は大きな問題になっているようで、スマホを触りすぎることにより、学習機能や運動能力の低下、ソシャゲで散財、周囲とはコミュニケーション不足に陥り、さらにスマホ巻肩になるという。

このように「破壊神かよ」というぐらい人間の全てを壊す可能性がある「スマホ」である。

ではそんなものは瓶に詰めて海に流し、拾った奴の人生が破壊されれば良いか、というとそんなことはない。

やはりスマホが便利でSNSが楽しい物であることは事実だし、何より法律に触れていない。そんな良い物を害悪として断ってしまうのはやはりもったいない。

つまり、より強い快感を得るための方法を「使用量を増やす」ではなく「ちょっと我慢する」に変えれば良いのだ。

やったことはないのでわからないが、おそらく「ギリギリまで禁断症状に耐えたあとのシャブは最高」なのではないだろうか。

よって、1時間PCやスマホを触ったら15分だけ一切やらない等の我慢期間を設けてはどうだろうか。

そうすれば脳は休まり、我慢したあとのスマホがキマりにキマる、という良い事しかない状態になる。

「ゲームは一日一時間」

古のファミコンキッズに課せられた厳しい法律だが、これはゲームが害悪だからではない。

「1時間に絞った方がキマる」からだ、現に、無制限にゲームが出来る今より、当時の「1時間」の方が格段に楽しかった。

よりスマホやSNSをディープに楽しむためにあえて「時間制限」を入れてみるのも時には必要である、休息にもなって一石二鳥だ。

次回は6月11日更新です。

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