釣巻和先生の「のの湯」がドラマ化され、全国無料放送BS12 トゥエルビで4月14日[日]夜7:00から放送されます。下宿先が一緒の個性豊かな3人の女の子たちがさまざまな銭湯を巡りながら友情を深めていくハートウォーミングなストーリー。銭湯好きなヒロインの鮫島野乃を演じるのは「半分、青い。」でブレイクした奈緒さん。主演ドラマへの熱い思いを語りました。
──いよいよ「のの湯」が放送開始です。奈緒さんにとって、どんな作品になりそうですか。
「自分と同世代の女性が銭湯をめぐる設定ってとてもユニークだけど、お湯に浸かっているシーンはどう描くんだろうと不安に感じるところもありました。でも原作を読んでみたら、自分がやるやらないに関係なく、個人としても野乃ちゃんのことを好きになったので、彼女の良さができるだけドラマでも出せたらいいなと思うようになりました」
──奈緒さんから見た野乃の良さとはどんなところでしょう?
「とてもストレートに『一緒にお風呂に入ろう』と言えるところや『ごめん』とすぐ素直に謝れるところは野乃ちゃんのすごくいいところだと思います。それでも、けんかになってしまうと彼女がすぐに謝ってしまうせいで、素直さが仇になって人間関係がうまくいかない。素直じゃなくて生きるのが不器用というキャラクターは割と多いですが、野乃ちゃんはなんでも言えてしまうオープンな性格ゆえに人を戸惑わせてしまって悩む。そんな不器用さはこれまでにない新しいタイプの悩み。野乃ちゃんは私から見ると、とても人間らしくてかわいい女性に映りました」
──奈緒さんは今回、原作とはどのように付き合っていきましたか。
「原作はお話をいただいてすぐに読みましたが、撮影が始まってからはあえて読まないようにしています。もちろん全く違う作品ということはないんですが、実際に人が動いて、映像で見せるために、漫画で描かれていないところも描いたり、たくさん掘り下げているところもあります。そこは既に原作を読んでる方、まだ読んでない方も楽しんでもらえるところだと思いますが、原作とドラマが一緒の作品というより、姉妹のような関係になれていったらいいなと思うところがあり、なるべく撮影中は見ないようにはしていました。とはいっても、たまに迷った時は原作をカンニングしていましたけど(笑)。“こういう時、野乃はどういう反応をするんだろう?”とか」
──具体的には?
「喧嘩のシーンですね。ただ、自分でやったところでそういう顔にはならないので、漫画の表情をそのままするわけではありません。特にそれを参考にしようと思っていたわけではなくて、純粋に気になったというのが大きな理由です」
──漫画はよく読みますか。
「大好きです。少年漫画も少女漫画もジャンル問わず、幅広く読みます。いまは布団に入ってから読むことが多いんですが、気づいたら朝まで読んでいることも結構、ありますね。実は子供の頃、漫画クラブだったんです。入部してみたら、部員が学年で1人しかいなくて、衝撃を受けました(笑)。クラブ活動としては、放課後、一人で漫画を読んで、一人で漫画を描いてみたり。翌年、新入部員の子が入ってくるまではかなりさびしかったですが、私にとって漫画はそれくらい身近なものです」
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