BOYS AND MEN スペシャルインタビュー
歌、ダンス、ミュージカルとマルチな才能を発揮する10人組のエンターテイメント集団BOYS AND MEN。今年1月にはナゴヤドームで単独ライブを行い、大成功を収めるなど勢いが止まらない! 5月29日(水)にはニューシングル『頭の中のフィルム』のリリースが決定。今回はメンバーのなかから、吉原、辻本、小林、田村、本田の5人が〈Souffle〉の特別インタビューに登場。新曲にまつわるとっておきの話から、田村さんが出演したドラマ『サチのお寺ごはん』のことまでたっぷりと話して貰いました。
新曲は10-FEETのTAKUMAさんによる楽曲!
いつかは僕らも名古屋で“京都大作戦”みたいなフェスをやりたい!
──田村さんにはドラマ『サチのお寺ごはん』でお世話になりました!
田村 唐丸だよー! 覚えてる? さいきん、マンガのほうは唐丸がサッちゃんにグイグイ来てて目が話せないよねー。
──お、チェックしてくれているんですね! ありがとうございます。
本田 第2シーズンとかないの?
田村 やりたい! 待ってますー!
──ボイメンは、今年の1月に念願のナゴヤドームでのライブを成功させました。燃え尽き症候群にはならなかったですか?
本田 全然! 来年にはアリーナツアーもありますし、ここからって感じがしました。
辻本 新たな目標ができたライブでしたね。
──新曲『頭の中のフィルム』が5月29日に発売されますが、この曲はロックバンド“10-FEET”のTAKUMAさんがボイメンのために描き下ろした楽曲ということですが、どういうきっかけで実現したのですか?
一同 僕らもびっくりですよ!
吉原 僕ら側のラブコールに応えてくださったんだと思います。TAKUMAさんもご自身のラジオでボイメンのことを喋ってくれていたことがあったって聞いていたので、この話が実現して嬉しかったです。
本田 “10-FEET”はご一緒する機会こそありませんが、大先輩ですし、なにより〈京都大作戦〉ってフェスを地元でやられていて、そこはもう僕らが到達したいと思っているところなので、めちゃくちゃリスペクトしています。
──京都と名古屋と場所は違えど、町に根付いて盛り上げるってスタンスは共通項がありますね。
本田 そうなんです。いつか僕らも〈京都大作戦〉みたいなライブをやりたいです。
小林 やりたいね。
田村 いつかTAKUMAさんと一緒にやりたいって願望がもあります。一緒に歌えたらなっていう目標を持っています。
本田 歌ってくださるんだったら、俺ら、だんまり決め込んだほうがホントはいいけどね(笑)。
田村 後ろで聴いていたい(笑)。
小林 だったら“10-FEET”さんのライブを見に行ったほうがよくない?
本田 それもそうだ(笑)。名古屋ドームのときもナオト・インティライミさんに来ていただいたんだけど、あのときも最高だったからね。
辻本 特別だった、あれは。
吉原 歌、好きなんだよ~って言われて、グッときました。
──実際、TAKUMAさんから曲が届いたときはどう思われました?
辻本 そりゃあもう、バンドのカッコ良さが凝縮されていてカッコよかったです!
小林 最初の「あなたもそう思っていたなら…」ってフレーズが好きです。言葉が一瞬で耳に残るので。そこに意思があるから届くんだなと思います。
本田 ちょっと昔のことを思い出してほろ苦い気持ちになるような、白か黒かじゃない曲ってボイメンでは珍しいので、僕らも新鮮だし、ファンのみなさんにとっても新鮮に受け取って貰えるんじゃないかなと思います。
吉原 歌うのは難しかったですけどね。デモテープではTAKUMAさんが歌っていて、それがもう素晴らしくて(笑)。ボイメンが歌って良いものになるのかっていうプレッシャーはあったんですけど、誠心誠意ぶつからせて頂きました。TAKUMAさんからも、僕らの歌を聴いて、思い描いていたものが来たって言ってくださって良かったです。
品川ヒロシ監督がMVを監督!
熱く暴れるボイメンが見られる
──『頭の中のフィルム』のMVは、品川ヒロシ監督が演出を担当されたそうですね? 友情をテーマにした曲で、学生服姿のボイメンのみなさんが新鮮でした。
辻本 品川さんが現場を盛り上げてくださって、楽しくやらせて貰いました。
──アクションシーンは大変だったのでは?
辻本 激しかったですねえ。乱闘シーンで、アッパーが来るのを僕がすっと避けて、血を吐くって段取りのシーンがあったんですけど、パンチがちょっとずれて、そのまま僕の顔面に当たったんです。あれは、めっちゃくちゃ痛かったです。
本田 いいリアクションだったけどね!
辻本 結果的にいい映像になったんで良かったです。
──品川ヒロシ監督の演出はいかがでしたか?
小林 ひとりひとりアクションシーンの見せ場を作っていただいたり、何より短い時間だったにも関わらず、僕らの個性を引き出してくれたのは流石というか、嬉しかったです。
吉原 現場の閃きが凄かったね。
──現場で?
吉原 「君、ボーっとしてるって言われるでしょ?」っていきなり言われて(笑)。「はい」って答えたら、「君は感情を出さずに相手を淡々と投げるケンカが強いキャラね!」って言われて。投げ終わっても常に無表情な顔のキャラをやりました。
小林 僕は設定的にみんなに助けて貰う立場だったので、自分のなかで葛藤して、もう一回、向かっていく強さを出していくというか。強い心を持っている男のイメージでしたね。
本田 会って二言目くらいに「小さいよね?」って言われて、その次に「弱そうだから」って言われて。捕まってるんだけど反撃するみたいなキャラになりました。みんなは攻めてるシーンとやられるシーンで別れてるんだけど、僕だけ最初からピンチになっているという(笑)。
──『ドロップ』に出てきそうなキャラに見えました。
田村 僕は会ったときに最初……唐丸に似ているよねって言われて(笑)。
本田 なんで品川さんが「サチのお寺ごはん』でお前がやってるキャラ知ってんだよ!
──秋田書店との繋がりもありますからね!
田村 ホントのところは「君はスピード攻撃型でいこう」って言われました。最初、ジャンプして殴るだけって台本に書いてあったんですけど、打合せしているうちに最初に一発殴ってからすぐに走り出して、ジャンプして殴って欲しい、ってどんどん変わっていって、スピード攻撃型のキャラになっていました。
辻本 僕は筋肉派の筋肉バカの。相手をぶっ飛ばしたら脱いじゃおうみたいな。脱いでる間にぶん殴られるっていう。
本田 イメージどおりだよ!
──緊張と緩和があるのが品川監督らしいですね。ドラマにしてもおかしくないと思いました。
一同 いいですねえ。やりたい!
──カップリングの『ONE WAY』はこれまたボイメンの新境地って感じがします。
本田 そうですね。アニメ『スポンジ・ボブ』のエンディングテーマなので、世界観も『スポンジ・ボブ』になっていますね。
田村 ボイメン初のミディアムR&Bナンバーですから。
辻本 こんなに英語が出てくる曲もはじめてですよ。
小林 CRAVIN’ CRAVIN’も英語が多いよ(笑)。
田村 あ、あるね。でも、『ONE WAY』のほうが英語が多い。
──英語の量の問題ですか?(笑)。
本田 あんまり英語は僕らの芸風じゃないんで、新鮮でした。
辻本 おしゃれな曲で、レコーディングも難しかったですね。リズムが裏なので、思わず早めに入ったりして。ボイメンの新境地なのは間違いありません。
僕らのスタイルを見て貰えれば人生を楽しく過ごせると思います。
──この「Souffle」は、“がんばる私たちの日々を晴れやかにする”とか、“生きづらさを感じている女性たちにエールを贈る”というコンセプトがあるのですが、みなさんからのアドバイスのようなものはありますか?
辻本 僕らはゼロから名古屋で活動してきて、決して平坦な道を歩んできたグループではないので、そんな僕らだからこそ皆さんに届けられる元気があると思います。僕らのスタイルを見てもらえれば人生を楽しく過ごせると思います。
田村 行き詰まったりすると、下を向いたりすることもあると思います。でも、そこから浮上するきっかけっていろいろなところに転がっていて、特にエンターテイメントって凄い力を持っているので、生きづらいなと思っている人がいたら、僕らのライブに来てください。絶対、ハッピーにします。
本田 元気にすることに関してはボイメンは自信があります。いろいろあると思うけど、曲を聴いたり、テレビで見たり、願わくばライブで僕らの元気を貰いにきてください。
小林 人生って何がハマるかわからないので、一回、ボイメンのライブにそのチャンスを使ってください。そうしたらきっと十人十色でいろんなメンバーがいるので、面白いと思って貰えるんじゃないかと思います。笑顔になるタイミングは今かもしれませんよ。
吉原 みんな良いこというから……オレ、言うことないよ……(笑)。
田村 あるよ! 『サチのお寺ごはん』もよろしくねって。
──宣伝ありがとうございます! ちなみに『サチのお寺ごはん』では、住職の源導さんが精進料理を作ってくれますけど、みなさんが女の子から作って貰いたい料理は?
吉原 ……オムライス。
辻本 なすの利休汁かな!
田村 おいおい、『サチのお寺ごはん』に出てる料理じゃん! オレ、本物を飲んだけど、めちゃくちゃ美味いよ!
辻本 マンガを見てたら美味しそうでさ(笑)。
田村 ドラマの現場で食べたんだけど、美味いんだよな~。
本田 僕はきんぴらごぼうとかほうれん草におひたしとか小鉢系が嬉しいな。
小林 オレ、ほうれん草のおひたし得意だわ。なんなら最近、作ったばっかり。
本田 だから何?(笑)。
小林 いや(笑)。オレはエビフライが好き。
辻本 カレーもいいなあ。
小林 オレ、カレーも得意だよ。
辻本 さっきからどういうアプローチなんだよ!
──みなさんの仲の良さが伝わってきます。ボイメンは2020年にはアリーナツアーも決定しているのでそちらも楽しみです。
小林 アリーナツアーはいろいろな地域に行けるので楽しみです。
辻本 ナゴヤドームにみなさんが来てくださったので、今度は僕たちが行く番かなと。
吉原 ぜひ、ボイメンに会いにきてください。楽しませます。
ライター・高畠正人
カメラマン・竹中智也
ドラマ「サチのお寺ごはん」で唐丸くん役を見事に演じた田村さん!
作品の愛読もありがとうございます!
作家・かねもりあやみ先生からも応援のイラストが届きました!
唐丸くんと田村さんのコラボ!
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