【凪のお暇】コナリミサト、武田真治、ドラマPほか豪華ゲストが語るぶっちゃけトーク!「スナックバブル in B&B」イベントレポート全貌!
2025年8月30日(土)、東京・下北沢の書店「本屋B&B」にて『凪のお暇』完結記念のトークショー「スナックバブル in B&B」が開催されました。
作者のコナリミサトさんと、ドラマ『凪のお暇』で、スナックバブルのママ・中禅寺森蔵を演じた武田真治さんがご登壇。
『凪のお暇』初代担当編集者さんが司会のもと、ドラマ『凪のお暇』のプロデューサーや監督も駆けつけ、ここでしか聞けない裏話や秘話が盛り沢山登場!
今回は、〈『凪のお暇』コナリミサト×武田真治が6年ぶりに「スナックバブル」で対談! 速報イベントレポート〉の記事では書ききれなかった、やりとりをレポートします!

『凪のお暇』完結、おめでとうございます!
武田真治(以下、武):コナリ先生、『凪のお暇』完結おめでとうございます!
コナリミサト(以下、コ):ありがとうございます。今日は楽しい時間にしましょうね。
担当編集S(以下、S):皆さんご存じの通り、「凪のお暇」は2か月前に完結を迎えました。 2016年の連載開始から、数々の賞を受賞し、累計発行部数は550万部。改めてすごいですね。
(*2026年12月には580万部を突破)
武:もう何百回と質問されていると思うのですが、凪ちゃんは、コナリ先生ご自身なんでしょうか? 色々な経験をしていないと多角的に人の心理を描けないんじゃないかと思ったのですがいかがですか?
コ:凪は私ではないですね。特定のモデルはいないんです。色々な人からちょっとずつ要素をもらってキャラクターを作っています。
武:原作からドラマを見始めたのか、またはドラマからなのかアンケートをとりたいな、と思っています。原作ファンの方にとって、僕ってどういう存在なのでしょうか…? 良くも悪くも大きく変わっているキャラクターなので。ドラマではママが男になるって聞いて、どう思われましたか?
コ:その手があったか!と思いました。武田さんに決まりましたって聞いた時はSさんと一緒に盛り上がりました!
武:嬉しい! そんな素振りを今まで見せてくれなかったら、本当はどう思っているかドキドキでしたよ(笑)。
コ:それは恥じらいといいますか(笑)。

ドラマ『凪のお暇』のプロデューサーを務めた、中井さんが登場。
TBSプロデューサーの中井芳彦さん(以下、中):今日は皆さんの前で話すことになって、少し緊張しています。もともと私はTBSの編成局に所属していて、当時は下っ端でした。毎日のように面白い漫画や小説を探しては、企画書を書いて上に提出する、そんな日々を送っていたんです。
ある日、三軒茶屋のTSUTAYAでふと『凪のお暇』の1巻が目に入り、手に取りました。読んでみたらあまりに面白くて、興奮しながら上司に渡したところ、「これは面白い、すぐドラマにしよう!」と言ってもらえて。そのときの感動はいまでも鮮明に覚えています。
コナリ先生を前にして言うのもなんですが『凪のお暇』は決して派手な物語ではないですよね。でも今の視聴者の心に確実に届く作品だと感じました。思い入れもあったので、上司から「これは中井ちゃん、自分でやれば?」と言われた瞬間はめちゃくちゃ嬉しかったです。これを自分で作れるんだ!って。人生で一番嬉しくって、『凪のお暇』をドラマ化できるなら、会社を辞めてもいいと思ったほど。ドラマづくりは最初で最後のつもりで、心をこめて丁寧に作りました。
コ:自分の作品をドラマ化してもらうことに慣れていないこともあり、好き勝手にドラマ化されちゃったらどうしようって少し警戒していたんですが、中井さんがとても丁寧な方だったので、信頼することができました。中井さんの当時の気持ちを聞けたのはすごく嬉しいです。
武:嬉しいですよね。ところで皆さん、僕の役名がなぜ中禅寺森蔵なのかはご存じですか?
(会場のみなさん、うなづく)
中:当時放送していた「ぴったんこカンカン」という番組で、安住アナウンサーと高橋一生さん、そして武田さんが中禅寺湖に行ったんですよね。確か高橋さんが夏っぽいことをしたい、というリクエストで。
武:そうそう。話の流れで僕に役名がないということになり、中禅寺湖でロケをしていたことから、中禅寺森蔵にしようという話になったんですよね。そしてなんと漫画でも、ママが「中禅寺盛子です」って言うシーンを作ってくださって。逆輸入みたいな感じで。あれは嬉しかったなぁ。
話題は、印象に残っているエピソードの話へ。
このイベントのためだけに描いてくれた特別イラストも。


武:凪が自転車で、道に迷いながらも海に向かうシーンは、マスターピースですよね(4巻)。間違えたり、迷ったりするからこそ見るものがある、という。僕は、10代の頃に学園者ドラマなどによく出演させてもらってそれこそ、人生を「走って」いたんですが、ある時期に立ち止まってしまって。周りから遅れをとってしまったんです。でもその苦しかった経験があったことが今に活きていると感じているので、このエピソードを読むと気持ちが高まります。ちなみに僕も若い頃、恋に敗れた時に海に行ったことがありますよ(笑)。
コ:みんな海に向かいたくなるんですね。私も、立川から本当に自転車で海にいけるのか、実際に試してみたんです。
武:え! 凪ちゃんっぽいことしてらっしゃるじゃないですか。
コ:そうなんです。めっちゃハードでした……。私はドラマでは、凪と円が再会してしまうエピソードが好き。原作の漫画には描いていないシーンなのですが、「もし凪に会ってしまったら、円はきっとこんな表情をするだろう」という私の想像と、ドラマ制作チームの解釈が重なっていたんです。ドラマのほうが物語が先に進んでいたこともあり、「ここまで素晴らしいシーンを形にしてくれたのなら、原作ではもう描かなくてもいい」と思ったほど。ドラマだけの魅力といえば、中村倫也さんが演じるゴンの魅了はすごかったですよね。
(会場のみなさん、激しく頷く)
コ:ぜひ皆さんに聞いてみたいんですが、慎二とゴンちゃんどちらが好きでしたか? 漫画とドラマ、それぞれお伺いしたいです。
(原作では慎二が人気、ドラマ版ではゴンちゃんが人気という結果に)
コ:なるほど。やはり肉感というか三次元の力はすごいですね。
武:先生は、人間を「肉」としてみていらっしゃるんですか?(笑)
コ:いや、違う違う(笑)。でもやっぱり漫画でのキスシーンと、ドラマでのキスシーンは温度が変わってくるじゃないですか。
武:なるほど。
コ:ドラマ版を観ていると、「ゴンでいいじゃん! なぜゴンにいかないの?」って思う方も多いと思うのですが、その理由は漫画できちんと描いて補完できたかな、と。
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S:今回のイベントのために、色々と描き下ろしてくださったんですよね。その中でも貴重なのは、慎二が泣いているイラストでしょうか。
コ:そうそう!みなさんこれはレアなのでぜひ観てください! ドラマでは慎二役を演じた高橋一生さんが号泣しているシーンは何度かあったんですが、漫画では一切描いていないんです。すれ違った人に「あの人めっちゃ泣いてない?」と気づかれるパターンばかりで。
武:そうか。漫画の慎二はこんな顔をして泣くんですね。なぜ漫画では慎二が泣いている顔を描かなかったんですか?
コ:うーん、美学のようなものかもしれません。
最後の質疑応答タイムは大盛り上がり
会場の方:TBSの中井さんにご質問です。私は中村倫也さんの大ファンなんですが、ゴン役がぴったりで驚きました。キャスティングの裏話などあればぜひ教えてください。
中:これは、横に監督の坪井敏雄さんがいらっしゃるので、坪井さんから答えてもらいましょうか。
坪井敏雄(以下坪):はじめまして。ドラマの演出をしている坪井です。ドラマの作り方としては、プロデューサーが土台を考えてから、僕ら演出にパスをくれるんですね。なので、僕のと頃に話がきたときには、高橋一生さん、中村倫也さんに演じてもらうというのはある程度決まっていました。でも、高橋さんが他の仕事で難しいかもしれない、となり、「いったん、中村倫也さんに慎二を演じてもらうことも考えるか」という話になっていたんです。でも奇跡が起こって、高橋さんに出てもらえることになり、高橋さんが慎二役、中村さんがゴン役に決まりました。
役作りに関しては、中村さんはそこまで原作のゴンに寄せていないんですよね。撮影の前に、ポスター撮影があって、「倫也くんは、どういうゴンちゃんで来るのかな」と思っていたら、あんな感じでいらっしゃって。多分倫也君の中でイメージができていたんでしょうね。
一方、高橋さんは結構慎二に寄せていましたよね。眉毛も薄くされていらっしゃいましたし。俳優のみなさん、役に対するアプローチ方法が違う。そこも面白いところだと感じています。
S:このイベントだからこそ聞けた裏話でしたね。ありがとうございます。
オンラインで参加されている方からも恋愛相談があり、あらためて慎二とゴン、どちらを好きになったほうが幸せになれるのか、という話などで盛り上がったあとサイン会を経てイベントは終了しました。ご参加いただいた方々、オンラインで視聴された方々、ありがとうございました。
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