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Souffle(スーフル) Souffle(スーフル) 息、できてる?
コラム 2019.06.25

『ほがらかSNSライフ』カレー沢薫 最近、SNSが殺伐としていないか?

#35 ネットに悪口書いて大丈夫?

勢いでネットに悪口を書き込んだこと、ありますか??

ほがらかSNSライフみなさん「愚痴アカ」というのを持っているだろうか。

その名の通り、表では出せないような愚痴を書き込むためにあるアカウントであり、鍵付きの場合が多い。

しかし「愚痴」と言うのは、やっている側が暴行や恐喝を「悪ふざけ」や児童虐待を「躾」と表するのと同じで、言われている方からすればただの「悪口」「誹謗中傷」だったりする場合もある。

よってしかるべき場所で「ただの愚痴なんですからマジになんないでくださいよ、大人げない」と言っても無駄なのである。

しかるべき場所というのはもちろん法廷だ。

最近は、ネットの書き込みで訴訟になることは珍しくないし「正直逮捕まである」のが現実である。

ネットの書き込みで逮捕と言えば、まず「殺害予告」だろう。

私も昔は息をするように「担当殺す」とネットに書きこんでいた。

もちろん担当は殺しても罪にならないことで有名な生き物なので、そう書き込むことに何ら問題はないのだが「担当さん」という苗字の人がいないとも限らない。

慎重を期すならネットにそのような事を書き込むべきではないだろう。

よって「担当をサッす」「担当チェスト関ケ原」など、ぼかして言うようにはしているのだが、それすらも法の場では言い逃れできない可能性がある。

つまりネットに特定の人物だとわかる内容で悪口、まして危害をほのめかす書き込みは絶対にしない方が良いのである。

絶対にしてはいけない、と言いながら、何故私が今でも「担当をコロ助」などとツイッターに書き込んでいるかというと、人生をかけてでも担当をチェスト関ケ原ないといけないからだ。

しかし大体のネット誹謗中傷は人生を賭けておらず軽い気持ちで行われており、その大体が「匿名」を本当に「匿名」だと信じている者の犯行だ。

つまり、鍵アカ、もしくは、嫌がらせをするためだけの、捨てアカなら大丈夫と思っているのである。

何度も言っているがインターネットに「匿名性」はなく、本気になれば簡単に合法的に身元は割り出されてしまうのである。

最近では「あなたの本気(マジ)を応援するネットやSNSに強い弁護士」もたくさんいるのだ。

よって、ネットに愚痴やネガティブなことを書く時は、名指しはもちろん、明らかに誰とわかるような書き方はせず「あいつの尾びれを見ていると虫酢が走る」と人間なのかもわからないレベルでぼかすか、モールス信号にして書き込むなど細心の注意を払った方が良い。

このようにネットに悪口を書くと言うのは、センスと手腕、何より訴えられるかもしれないという覚悟が必要になる。

どれか1個でも欠けているなら書かないのが得策である。

次回は7月2日更新です。

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『ほがらかSNSライフ』カレー沢薫

『ほがらかSNSライフ』カレー沢薫

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