『逃げることは戦略である』 ぱぷりこ 暗黒大陸みたいな場所にとどまらないために。
#4 つらい場所から逃げられない。それはなぜ?
前回で書いたとおり、戦略は「理想・現実・理想と現実のギャップ」の3点セットを正しく認識する必要があります。「自分の理想・ゴール」を自分で把握していれば「この現状は自分の理想にマッチしていないから逃げよう」「逃げ先はあっちにしよう」と判断できます。しかし、理想を把握していないと「そもそも逃げるべきかどうか」「どこに逃げたらいいか」を判断できず、ずっと「なんかつらい」のまま、とどまり続けることになりますーー。
5. 自分の「理想」をわかっていない
「仕事が楽しくないけど、なんでかがわからない」
「仲間はずれが怖いから友達と一緒にいるけれど、つらいばかりで楽しくない。でもなんでかがわからない」
前回で書いたとおり、戦略は「理想・現実・理想と現実のギャップ」の3点セットを正しく認識する必要があります。「自分の理想・ゴール」を自分で把握していれば「この現状は自分の理想にマッチしていないから逃げよう」「逃げ先はあっちにしよう」と判断できます。しかし、理想を把握していないと「そもそも逃げるべきかどうか」「どこに逃げたらいいか」を判断できず、ずっと「なんかつらい」のまま、とどまり続けることになります。
6. 自分の「現状」をわかっていない
「もう1か月、ぜんぜん休みをとれていないけど、まだ大丈夫」
「彼に殴られるけど、いつものことだから大丈夫」
「理想の認識」と同じぐらい大事な「現実の認識」がうまくいっていない場合も、「逃げる」コマンドを適切に選べません。周囲から見ればあきらかに「やばい」状況でも「まだ大丈夫だから」と言い、限界まで頑張ってしまうことになります。
7.「ギャップ」を埋める手段を知らない
「すぐにモラハラ夫から逃れたいけど、だれにも頼れないし、お金もない。だから逃げられない」
「仕事を辞めてやりたい仕事をやりたいけど、未経験だから失敗するって言われて諦めた」
「理想」「現実」「ギャップ」を正しく認識しているけれど、ギャップを埋める方法や知識がない場合、「逃げたい」と思っても諦めてしまいます。
逃げない理由に当てはまる数が多いほど、時間がかかる
上記をまとめると「戦略の基本である、理想・現実・ギャップ・手段のうちどれかが欠けている」か、「戦略を阻害するマイナス要因」がある場合、うまく逃げられなくなります。上記に当てはまる数が多ければ多いほど、解決までの時間と道のりが長くなります。
試しに自分がどれに当てはまるか、数えてみてください。
「5つも当てはまった…もう無理…来世に期待…」と絶望する必要はありません。上記の課題はそれぞれ解決方法があります。当てはまる数が多いと解決するのに時間がかかりますが、1つ1つつぶしていけば大丈夫。
次回から、具体的な「逃げる戦略の作り方」と難易度について掘り下げていきたいと思います。
次回は11月15日更新です。具体的な「逃げる戦略の作り方」について!
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