結局「好きなもの」しか残らない
−テレビに出演し始めた頃は胃が痛かったり、空気が読めなかったり。それでも最近は、もう自分らしくいられるようになりましたか?
ゆいP:そうですね……。まだ探っているところですけどね。でも、自分らしくいられる、のびのびとできる場所が少しずつ増えてきたと思っています。「うまくいかないな」「苦手だな」と思うものは、気づけばどんどんなくなっているんです。
−お話を聞く限りですが、ゆいPさんは自分の居場所を見つけるのが得意そうですよね。
ゆいP:そう見えますか?
オリエンタルラジオの藤森さんにアドバイスをいただいたことがあるんです。「好きなものをどんどん伸ばしていくのがいいよ。そうしようと思わなくても、結局そうなっていく。自分の苦手なものを得意な人はいっぱいいて、そういう人が前に出ていくものだから」って。
きっと友達もそうなんだろうなって。無理して付き合っているような人とはいずれ離れてしまう。だから苦手な人とはあまり近づきすぎない。私はその辺がはっきりしているのかもしれないですね。
−素敵なお話をありがとうございました!
ゆいPさんは最後に、心を乗せるようにゆっくりと、こう言った。
「すごくリアリティがある。でも、誰も傷つけない。それでいて“面白い”って……。『凪のお暇』は、本当にすごいマンガですよ」