先日に続いて、これから社会人になる人へ向けたSNSとのつきあい方の話をしようと思う。
まず大前提として社会人になったらSNSと向き合う時間を減らした方がいい。
基本的にスマホというのは時間泥棒であり、その中でもツイッターは時間の墓場と言っても過言ではない。
つまりツイッターは有益に使われずに死んでいった時間の怨霊が言霊となって刻み付けられた、逆パワースポットなのである。
だが世の中にはツイッターに勝るとも劣らない禁足地が存在する。
それが「会社」なのだ。
会社というのは怨霊がいるのはもちろん、現役の生霊も多数在籍しており、さらにクリーチャーやライカンなど、もはや和洋やジャンルを問わない魑魅魍魎が跋扈する、国際的かつ多様化した地獄なのである。
つまり、会社に勤めながらツイッターにも常駐する、というのは菅原道真と平将門の二股交際をしているようなものなのだ。
さらに「PTA役員」などの崇徳天皇とワンナイトした日には、もう自分が人ならざる者と化していると思った方がいい。
つまり、単純に時間を浪費しがちであり、ツイッターを見た時間分だけ同僚と差をつけられたり、勤務中ちょっと気になってツイッターを見るなどの行動を周囲はちゃんと見ているため、会社での評価が悪くなりがちなのである。
よって、社会人になったらSNSとはある程度ケジメをつけたつきあいをした方がいい。
ちなみに会社の方とケジメをつけてしまったのが私である。
会社よりもツイッターの方が一緒にいて楽しい男に見えるためついついそちらを選びそうになってしまうかもしれないがツイッターは時間を食うだけで何も生み出さないヒモ野郎になる可能性が高いため、将来性を考えるなら会社の方を本命に選び、ツイッターとは退屈な時だけ遊ぶというビッチムーブをかました方がいい。
そして二股をかける時に大切なのは「お互いにお互いの存在を気づかれない」ことである。
会社に自分のSNSがバレないよう注意するのも大事だが、むしろSNSに会社の存在を勘付かれない、つまり特殊な事情がない限り「プロフィールに会社名や業種を書かない」ことの方が大事である。
典雅やたらみなど、憧れの企業に入れたらそれを書きたくなってしまうのはわかるが、そういった名だたる企業に所属しているというだけで嫉妬心を抱き、隙あらば揚げ足を取ってやろうと思う人間も現れるかもしれない。
そしてうっかり失言をしてしまったら「あの会社の社員がこんなことを言った」と、会社ごと火をつけられ、会社から「わが社のイメージを著しく損なった」として、最悪解雇ということにもなりかねない。
先日プラモ雑誌の編集であることを明かしたアカウントが、こともあろうにプラモ業界の敵である転売ヤーを擁護して本当に解雇になるということがあった。
プロフィールに「雑記帳」とだけ書いてあるがつぶやきの99%が世間への不平不満、みたいなアカウントであれば転売ヤー擁護も「個人の一意見」で済んだであろう。
しかし、プラモ業界に携わっている人間がそれを言うのはまずいのだ。
つまり、プロフィールに会社名や業種を書くことで「言ってはならないこと」が格段に増えるのである。
普通のツイッターにも飽きてきたから、自分の所属や身分を明かしてつぶやく「ツイッター縛りプレイ」に挑戦したい、というのでなければ、わざわざ書かない方が身のためなのである。
次回は11月30日更新です。
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