Twitterがイーロンに買われて以来「Twitter有料化」「Twitter実名化」「Twitter倒産」など様々な情報が飛び交ったが、ついに先日「Twitter終了」の報が発射された。
これは今までと違い、Twitterの開発に関わっていた内部の人のつぶやきがソースだから間違いない、ということであった。
私も当該のツイートを見たのだが何せ英語で書いてあるため見ても意味はなかった、せめて「Twitter is die」または「HIHOU Twitter SHIBOU」ぐらい、わかりやすく書いてほしかった。
ただいつもより信憑性があるニュースだったので、その日のTwitterは完全にTwitterくん告別式だった。
しかし、少なくともこれを書いている時点ではTwitterは生きており、今日も元気にモラハラ夫に地獄を見せる漫画広告を出しているし、Twitterの死を嘆いていた者も金曜日のたびにキンタマをキラキラさせている。
結局Twitter終了の話も「このままいけばTwitterは終わる」という意味であり「明日終わる」というわけではなかったようだ。
もしかしたら、イーロンもTwitterの中の人も、自分たちが何か意味深なことをつぶやくたびに我々がキューティクル全剥げの髪を振り乱して狼狽するのが楽しくなってきているのではないか。
イーロンにとってTwitter買収は腹のスイッチを押すと奇声を発するおもちゃを買ったのと同じ感覚なのかもしれない。
そうだとしたらイーロンは今すぐニンテンドーSwitchを買うべきだ。こっちの方が面白いし、何よりTwitter社よりだいぶ安い。
だが、これは狼少年作戦の可能性もある。我々が衝撃Twitter速報に慣れ「はいはいいつものTwitter終わる終わる詐欺ね」と油断したところでTwitterにアクセスしようとしたら、「404」という未だに意味を知らない数字列が表示される可能性は十分にある。
確かにすぐには終わらないが「このままいけば終わる」と言っているのだ、イーロンが「運命を全て受け入れます」という殉教に目覚めたら終わるのだ。
確かに私もネット歴20年の中で、個人HPという横穴式住居からTwitterというプレハブ小屋にたどり着くまで、ブログやmixiなど様々なツールを利用したし、その中には終わってしまったものもある。
mixiが全盛の時はまさかmixiがオークリーのグラサンスパムだらけになるとは夢にも思わなかったはずだ。
何事にも終わりはあるし、Twitterもいつか終わるだろう。
重要なのは沈む船にしがみつかず、さっさと次の船に乗り込むことだ。
タイタニックで最後まで演奏を続けた楽団は感動を呼んだかもしれないが、「最後までTwitterに残りました」と言っても「仕事ができなさそうなやつだな」と思われるだけである。
そんなわけでTwitterは終わってないし、Twitter終了のニュースがあったことすら忘れている人間も多いが、すでに新天地を探しはじめている人間が多いのも事実だ。
新天地の候補としてはまず「mixi」でひと笑いとった後、私のTLでは「マストドン」あたりが有力視されており、すでに「一応マストドンのアカウントを作った」という者も散見されている。
では私もマストドンを作ったか、というとまだ作ってはいない。
「どうせTwitterは終わらない」と言って主人公たちをバカにするパニック映画で最初に死ぬ人になりたいわけでも、Twitterと心中したいわけでもない。
ただ「マストドンに登録した」というつぶやきと並行して「マストドン全然わからん」というつぶやきが流れてきているのである。
他人が全然わからないものが私にわかるとは思えない。よってもっとわかりやすいTwitterに代わるツールが現れるのを待っている、という状況だ。
しかしパニック映画では「救助が来るのをひたすら待っている奴」も死亡率が高い。
そうなったときは「最初からこうするつもりだった」という体で親指を立てながらTwitterと共に溶鉱炉に沈んでいきたいと思う。
次回は12月6日更新です。
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