Twitterの情勢が不安定になるたびに「ミクシィに行くしかない」と言うのが新しいTwitterの作法と化したが、あまりにも繰り返し「やはりミクシィ」という論調を見たせいか「それはもしかしてギャグではなく言っているのか?」とクロマティ顔になってきた。
ちなみに言うまでもなく、野球選手ではなく「高校」の方だ、あんな良い笑顔は俺にはできない。
確かにTwitterとミクシィには「冴えない奴ほど常駐してそう」という大きすぎる共通点はある。
しかし、機能に関しては「そこまでTwitterか?」という印象である。
ミクシィはSNSというより「ブログ」に近かった気がする。
だが、それは昔の記憶である。
私もミクシィはやっていたし、もちろん常駐していた。しかしそれからアカウントを消してしまったためミクシィがどのように変わったのか知らないのだ。
「IDとパスワードを忘れネットデブリを量産する」でおなじみの私が良く消したと思うが、それぐらいミクシィの日記は残してはいけないものだったのだ。
正直中二病より二十歳前後の女が持つ無根拠な自信が書かせた文章の方がヤバい。
現在のミクシィの調査と、もしかしたらTwitter亡きあと本当にミクシィを使うかもしれないので、10年ぶりぐらいにミクシィのアカウントを作ってみることにした。
まずミクシィトップページに行くと「Twitterでログイン」というバナーがお出迎えしてくれ、Twitterから逃れるために来た惑星にツイッターの巨像が建てられていた、というディストピア感を演出してくれる。
確かに現在のミクシィを見ると「つぶやき」や「タイムライン」など、何もそこまで、というぐらいTwitterで見たことがある文言が並んでいた。
どうやら従来のブログ形式の投稿は「日記」として書き、それとは別に「つぶやく」というSNS的な機能があるようだ。
何せまだ、誰ともつながっていないので使用感はわからないが、「こうなったらミクシィに戻るしかない」というのがそこまで冗談ではないということがわかる。
逆に「俺はミクシィに戻らせてもらう!」と言っていた勢が「俺の知っているミクシィじゃない!」と言い出しそうな気がする。
しかし気になるのが「足あと」機能が残っている点だ。
足あととは、相手のページに訪問すると「何時何分に誰が来た」ということが「足跡」として記録される機能だ。
TwitterもRTやいいねがやたら早いなど「いつもTwitterにいる奴」が体感でわかるようになっているが、ミクシィの場合それが「投稿してからいつも3秒以内に足跡をつけている」など、より可視化されてしまうのだ。
さらに「こいつは投稿もしてないのに俺のページに秒単位で一日中訪問を繰り返している」というネトストがバレかねない。
私も「Twitterにいつもいるキモイ奴」ではあるが、ミクシィになると足跡機能により「こっそり読者を監視している」ことがわかり、キモさが桁違いになってしまう。
SNSなのに傍らに人無きが如くつぶやけるのがTwitterの良いところである。ぜひミクシィには相手のページに訪問しても最初から足跡がつかない、コソ泥仕様を作ってほしい。
だが、良く調べてみると「全くつながりのない相手のページには何度訪問しても足跡はつかない」らしい。
つまり、モノホンのストーカームーブは可能ということで一安心である。
次回は3月14日更新です。
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