先日見たアニメに「SNSでバズりたい、今はフォロワー数で判断される」というようなことを言ってスマホばかりいじっている大学生が登場していた。
アニメ自体約2年前のものであり、SNSに貼りつきすぎた結果「こうなってしまった」大人がここにいるので「その通り」とはケツが裂けても言えないが、SNSでバズったことがきっかけで「インフルエンサー」となり、今も活躍している人間がいるのも事実である。
そういえば「インフルエンサー」とは、フォロワー数が何人以上いれば名乗ってよいものなのか。
そう思って調べたところ、人数以前にサジェストされてきたのは「フォロワー数 インスタ」「インフルエンサー インスタ」である。
つまり若人が欲しがっているフォロワーとはインスタのフォロワーであり、インフルエンサーもインスタのフォロワー数が多い人間のことを指すのだろう。
Twitterのフォロワー数が半端にあったところで評価にはつながらず、むしろ「Twitter如きにマジになっているやつ」として評価が下がるまであるのかもしれない。
確かに最近は新卒の面接で「SNSアカウントの有無」を尋ねるというが、「インスタのアカウントを持っている」のと「Twitterのアカウントを持っている」と答えるのとではあきらかに後者の方が警戒されてしまいそうな気がする。
しかし、「バカッター」と言われるように、SNSで不祥事を起こすのはTwitterユーザーというイメージがあるかもしれないが、インスタユーザーもヤっているので、面接担当の方はSNSの名前に惑わされず「全員危険因子」と思ってほしい。
そしてインフルエンサーのフォロワー数だが、1000人以上ですでに「ライトインフルエンサー」と呼ばれるようで、意外とハードルは高くない。
そこからランクアップしていき100万人以上の「カリスマインフルエンサー」にメガ進化していくようだ。ここまでくれば案件は山ほど舞い込み、「抱いて」のメッセージでDMはパンパンだろう。
だが一方で「フォロワー数を増やす時代は終わった」という説もある。
Twitter民が「おすすめを先に表示すんなっつってんだろ」と定期的にガチギレているように、最近はユーザーがフォローしている人間の投稿ではなく、アルゴリズムが選んだ俺様のおすすめ投稿の方が先に表示されることも増えてきた。
つまり、投稿の閲覧数を増やしたいならフォロワー数より、いかにアルゴリズム様に選ばれ「誰だてめえ!」と唾を吐かれながらも、他所様のタイムラインに参上するかが重要になってくるかもしれない、ということだ。
それでは「ウザい」という理由で逆にブロックなどをされてしまいそうな気もするが、テレビ番組を見ていてCMに入った時、チャンネルを変えたりテレビを破壊したりすることもあるが、そのままダラダラCMを見てしまうケースも少なくはない。
毎回「おすすめ」をブロックするような人は稀で、多くの人間がなんとなくおすすめを見てしまっているとすれば「おすすめに登場する」ということは非常に重要である。
じゃあどうすればアル様に選ばれるのかというと見当もつかないが、もしかしたらTwitterの場合は「課金ユーザー」になることでおすすめに表示されやすくなるのかもしれない。
そうだとしたら、イーロンはやはり先見の明がある、油断ならぬ男だ。
そう思って再度課金ユーザーの機能を確認したところ、そんなことは全く書かれておらず「君がリプライしたりした投稿の順位があがるよ」という、微妙にズレた機能の紹介があった。
やはりまだ私は彼のことがわからない。
次回は7月11日更新です。
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