#1 風邪の時に良い食材〜暮らしに薬膳〜 | Souffle(スーフル)
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コラム 2020.05.14

『暮らしに薬膳』麻木久仁子 フォアミセスの大人気連載「しあわせは食べて寝て待て」(水凪トリ)をもっと楽しむためのコラムです。

#1 風邪の時に良い食材〜暮らしに薬膳〜

体と暮らしを整える、薬膳コラム

東洋医学ではいわゆる「風邪(かぜ)」は、季節の邪気が運んでくると考えられています。

寒邪、熱邪、湿邪など、体を冒す季節の邪気を外邪というのですが、それらを連れてくるのが風邪(ふうじゃ)です。

「カゼは万病の元」というのはこうした考え方からくるのですね。風邪が寒邪を連れて来ると「風寒の邪」となって、体はゾクゾク、水っ鼻が出始めます。

こんなときによいのが「解表類(げひょうるい)」といわれる食材です。「体表に取りついた外邪を解きほぐして払う」食材です。

代表的なものが生姜。長ねぎや紫蘇などもいいですね。

暮らしに薬膳

「あ?カゼかな?」と思ったら、おろしたての生姜を汁物やお茶などに溶き入れてください。

鶏肉やキャベツ、きのこ類は「気を補う」と言われています。カゼに負けないよう体力をつけましょう。

消化によいように具材はよく煮込むのがおすすめ。が、本当に体を温めてくれるのは「思いやり」ですね。鈴さんの料理番さんのスープ、さとこさんの五臓六腑に染み渡ったことでしょう。

しあわせは食べて寝て待て
「しあわせは食べて寝て待て」第1話より

「しあわせは食べて寝て待て」第1話より

◇麻木久仁子

タレント。国際薬膳師/国際中医師。

テレビ、ラジオ番組で司会者、コメンテーターとして活躍する他、知性派タレントとして各クイズ番組を中心にバラエティ番組への出演機会も多い。
2010年暮れに脳梗塞を発症。さらに2012年10月、11月には、両胸に発症した初期の乳がんの手術を受ける。
病気の経験から、『薬膳』に興味を持ち、2016年に国際薬膳師、2019年には国際中医師の資格を取得。現在は、祐成陽子クッキングアートセミナーにて、薬膳講座の講師も務める。

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