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コラム 2019.01.21

『月曜日のお寺ごはん』青江覚峰 浅草・緑泉寺のお坊さんによる人生相談

#12 自分がなぜ結婚したかったのか分からなくなくなってきてしまいました。

『月曜日のお寺ごはん』青江覚峰

今週の相談:婚活をすればするほど、異性のことを考えるのが辛くなってきてしまい、自分がなぜ結婚したかったのか分からなくなくなってきてしまいました。相手が気に入らないとかではなく、やりとり自体に疲れてしまった感じです。婚活はもっと割り切らないと駄目でしょうか。

まず考えていただきたいのは、婚活は義務ではないということです。もっと言ってしまえば、結婚だって義務ではありません。

ではなぜ人は婚活をするのか。なぜ結婚をするのか?

それは幸せな人生のためではないですか?

質問者の方が幸せな人生を過ごすために結婚が必要ならいいですが、必ずしもそうでないのであれば、そんなつらい思いをしてまで無理に婚活を続ける必要はないのではないでしょうか。

仏教では人間が生きることは「苦」とともにあると考えます。その「苦」を取り除くことが仏教の目的です。

ところがお話を伺うと、幸せなはずの結婚という目標を掲げること自体が苦しみになっているようです。この苦を取り除きたいのであれば、一度「結婚」あるいは「婚活」というものから離れてみてはいかがでしょうか。少し距離をとってみた上で、それでもまだ自身の幸せのためにはそれが必要だと思うのであれば、改めてアプローチを始めてもいいでしょう。

大切なことは、大切な一生を、苦しみに悩まされて過ごすのではなく、それを上手にコントロールしながら幸せに生きることです。幸せの形は一つではありません。結婚によって幸せを得られる人もいれば、反対に苦を感じる方がいるかもしれません。それは、誰に指図されるものでもなく、本人にしか決められないものです。

また、結婚は一人ではできません。必ず相手のいるものです。相手がいるからこそ、嫌だ嫌だと思いながらなんとなくで進んでしまうのは、相手にとっても失礼なことです。今目の前に苦があるなら、それが自分の幸せにたどり着くためにどうしても通らなければいけない道なのか、いったん立ち止まって考えてみて下さい。

次回は1月28日更新です。

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憂鬱な月曜日を過ごしている方へ、ちょっとだけ心が楽になる、料理僧・青江覚峰さんによるお悩み相談コラム。一緒に今日を乗り切りましょう。

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