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コラム 2019.04.01

『月曜日のお寺ごはん』青江覚峰 浅草・緑泉寺のお坊さんによる人生相談

#21 大病を患ってしまった父。元の状態に戻るか不安です。

『月曜日のお寺ごはん』青江覚峰

今週の相談:父が大病を患い現在リハビリ中です。少しずつ回復しているのに、もっと良くならないのか、元には戻らないのではと焦ってもしまいます。この気持ちを抱えてどう生活すれば良いでしょうか。

老いや、病気や怪我、その先に必ずある死について考えるのはつらいことです。けれど、この世に生を受けた全ての命にとって、決して避けられないのだということもまた、私たちは知っています。しかしながら、自分事としての現実味を持ってそれらと向き合う機会はあまり多くありません。

九州に昔仙崖(せんがい)和尚というお坊さんがいました。ある年のお正月、仙厓和尚は殿様に呼び出され「なにかめでたいことを書け」と言われました。そこで仙厓和尚がだしたものがこちらです。

“親死ね 子死ね 孫死ね“

めでたいことをと命じられたのに「死ね」とはどうしたことでしょうか。殿様は機嫌を損ね、「では、めでたくないことを書け」と言いました。すると今度は”孫死ね 子死ね 親死ね“と書いたそうです。

自然の摂理に適った順番が狂い、親よりも先に子が亡くなる。人間にとってこれほどつらいことはないかもしれません。親子に限らず、自分よりも若い世代を見送らなければならない悲哀は、たしかに「めでたい」とは真逆にある事象と言えましょう。

そこへいくと、“親死ね 子死ね 孫死ね“とは実に晴れ晴れとしためでたい言葉です。残念ながら、いつまでも死なない人はいません。そうであるなら、生きて次世代を生した親を、子である自分が見送ることができる。これは間違いなく幸せなことなのです。

自分の肉親が衰えていくのは本当に寂しい、悲しいことです。質問者さんのお父様のように、まだそれほどの老齢ではなく、思いがけない入院だった場合は、回復の希望も十分にあることでしょう。そのような状況であればこそ、今回のことで、永遠には続かない限られた時間をいかに大切に過ごすか、自分に何ができるのか、じっくり向き合ってみるよい機会を得られたのだと考えてみていただけたらと思います。

次回は4月8日更新です。

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臼井幸(うすいさち)という名前のとおり、なんだかツイていない日々をおくる27歳のOL・サチ。ひとり暮らしでコンビニ飯ばかりの日々を過ごすうち、大好きだった食べることが楽しくなくなってしまった…。残業続きで疲れ果てたある夜、サチはコンビニで茶髪の男子から声をかけられる。「これからオレたちと一緒に飲もうよ!」となかば強引に連れて行かれたのは近所のお寺で…?テレビドラマ化もされた美坊主達と一緒につくる、精進料理コミック!

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