「リツイートの直後のツイートを表示する奴」がなくなった。
これは多くの人にとって「今朝、膝裏ペロ太郎さん(97)がお亡くなりになりました」と、いきなり知らない人の訃報を聞かされたようなものであり「まずそいつが誰なのか説明してくれ」と思った人も多いだろう。
恥ずかしながら私も「ペロ太郎って誰だよ」となった一人である。
Twitterをやっていると、他人のつぶやきに対し、自分のお気持ちを述べたくなる時がある。
しかし、決してその件についてツイート主と語り合いたいわけではなく、まして「あなたはそう思うかもしれませんが小生としましては…」などと討論を申し込みたいわけではない。
リプライや引用リプライを使うと実質相手に直接話しかけているようなものになってしまう。
よってあくまで独り言ということにするため、まず相手のツイートをRTした直後それに対する小生のお気持ちをつぶやくという方法をとるのだ。
この方法は「エアリプ」または「空リプ」と呼ばれ、これだと一応相手の通知欄などにこちらのつぶやきは表示されない。
しかし、どうやらこの「自分のツイートをRTした奴がその直後にしたツイートを表示する提携サービス」があり、それが終了したそうだ。
まさに私のようなエゴサーチャーのための機能なのだが、知った時にはもう終わっていた。
たまたま見かけた超好みのキャラクターが本編ですでに死んでいたみたいな話である。
私が知らなかったようにこの機能はツイ廃の中でも意外に知られていなかったようである。
何故なら、この機能を紹介すると自分は専用機能まで使って空リプまで追っているヤバい奴ですと自己紹介することになってしまうため、使っている人間はみなこっそり使っていたからではないかと言われている。
ストーカーが盗聴器の隠し場所を教えないのと同じである。
では私は空リプまでチェックしていなかったのかというと、そんなことはない。
私は自分のツイートをRTした奴のホームまでわざわざ飛び前後のつぶやきを確認するという「昔ながらの手作業」でここまでやってきた。
おそらく、この機能を使っていた人から見ると私は未だに洗濯板で洗濯をしているマヌケに見えただろう。
しかし現在この機能のサ終により、利用者は「不便で仕方がない」と嘆いているが、私はノーダメである。
どんな最新電化製品も電気がなければただの板や箱である。
今最新兵器で歯が立たない敵に対し、ナイフ1本で立ちはだかる伝説の老兵の気分だ。
次回は5月2日更新です。
今後の最新コンテンツが気になる方は、ぜひSouffle公式Twitterをフォロー!
コミックスを購入
2XXX年、人間は絶滅しかけ、どうぶつ達が政権を握るようになった日本。投票率0%で続投決定のムラヤマ総理大臣(ツシマヤマネコ)が国を統治する!! 日本の問題点をあぶり出して燃やす、社会風刺行政ギャグ!! 時事ネタひとコマ漫画「文化庁チンアナゴ長官」も同時収録!!