最近、リプライが表示されない、通知が来ない、果てはフォローしているアカウントのつぶやきさえ表示されないなどの不具合がTwitterで起こっているらしい。
これらは全て車で「走る」レベルの基本機能である。
無駄な物を全部そぎ落とし、アップルペンシルをとても２万円近くするとは思えない、紛失率２億％の白い棒にしてしまったアップルに対抗し、Twitterは「必要なものをそぎ落とす」方針になったのかもしれない。
このような致命的な不具合の頻発は、やみくもに人員を削除したことによる人手不足や社内の混乱で起こっているとも言われているが、必要なものを削ぎ落すことにより「俺たち」という最も無駄なものを削ぐためではないかとも言われている。
俺たちというのはTwitterを１日62時間やっているツイ廃どものことではない。
確かにイーロンは「キモイ」というお気持ちの問題でユーザーをバンしてきそうなところもあるが、それよりも現実的に不要と思われてそうなのが「無課金ユーザー」である。
よって無課金では使い物にならないようにして課金を促しているのではないか、という説もある。
確かに最初は「誰が入るんだ」と言われた有料版Twitter「Twitter Blue」だが、課金している者だけがもらえる「認証マーク」をつけているユーザーもちらほら見かけるので、課金勢も増えてきているのだろう。
今はまだ使えているが、今でも３ツイートに１回は悪役令嬢が婚約破棄される広告が挟まってくる有様だ、この調子でいけば悪役令嬢とモラハラ旦那漫画広告の間に我々無課金のつぶやきが挟まるという地獄のハンバーガーになる日も遠くないだろう。
自分も課金勢になるかもしれないので今一度「Twitter Blue」について把握しておく必要がある。
現在Twitter Blueは月額980円で、1年まとめて契約すると１２％オフだそうだが、それでも年間１万を超える。
それでどうなるかというと、やはり広告が消えるわけではないが、悪役令嬢が登場してから次の悪役令嬢が登場するまでの間隔が２倍ぐらいになるらしい、つまり実質広告が半分である。
他にも140字から突然10000字までつぶやけるようになったり、重い動画の投稿ができたり、投稿の編集も30分以内なら修正ができたり、課金することによってできることはいろいろあるようである。
ただ気になるのは「ツイートやリプライ、通知がまともに表示されるようになります」という一文がどこにもない点だ。
高級車に対し「タイヤとハンドルがついてます」と説明しないように、有料版であればそれらの基本機能は滞りなく使えて当然だからイチイチ書かないだけかもしれない。
しかし、高級車に最新のカーナビをつけて、タイヤとハンドルを引っこ抜いたものを納車してくるのがTwitterである。
１万払って１万文字つぶやけるようになったが、それがフォロワーのTLに表示されていないという可能性はある。
もはやそれを確かめるためだけに課金しても良いと思うほどだ。
次回は6月13日更新です。
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