先日、芸人の「有名人以外の素人はSNSを使うな」という発言が大炎上したが、元々は目に余るSNSでの誹謗中傷、有名人は素人から目に見えるところで言われたい放題すぎるという現状を憂えての発言だったと思われる。
確かに私含め誰もが何の気なしに「あの芸能人は好きになれない」など、SNSで有名人の批判をしたことがあるのではないだろうか。
会社の人間やクラスメートのことを、SNSの表アカで名指しで「あいつみんなカワイイっていうけど私はそうは思わない」など、まずお前の発言がブスすぎるという意味でも投稿しないだろう。
しかし、有名人ならそれが何となく許されるという状況は確かにおかしいのかもしれない。
だが、有名人がなぜ有名人かというと、有名だからなのだ。
いきなりバグったかのようになったが、正常なので3発ほど殴ってみる必要はない。
有名人というのは「大勢の人に知られ大勢の話題になる人」のことだ。むしろまず大勢の話題に上がらなければ有名人になれないし、話題にならなくなったら「消えた有名人」になるだけだ。
素人にガタガタ言われるのが有名人であり、逆に昨今はSNSで大勢の素人にとやかく言われたことにより有名人になり上がった人も多い。
つまり素人はSNSをやるなは、自ら首を絞める発言でもあるのだ。
ちなみに作家も作品について読者にとやかく言われることで成り立っている職業である。
批判がないというのは評判がいいということではなく、「誰も読んでいない」ということであり、読者数が増えるほど批判も増えるのは当たり前なのだ。
わかっていても自分の作品が悪く言われたり、「作者の気持ち悪い願望が出ている」など図スターを突かれると、顏真っ赤で食って掛かりたくなるが、そんなことをしてもいいことがないので、「悪霊退散!」と叫んでミュートをするぐらいしかできない。
実際先日、果敢にも自分が監督した映画への批判コメントに個別で食って掛かった勇者が、炎の勇者にジョブチェンジしていたので、やはりクリエイターが作品の感想に対し、個別で文句を言うのはやめたほうがいいのだ。
それが批判であっても「感想」を言うのは自由であり、素人は見ているだけで黙っておけというのはおかしいし、それでは今重要な「SNSの口コミで広がる」がなくなってしまう。
感想は自由に投稿していい。ただ意外と本人は見ているものなので、感想が熱くなりすぎて誹謗中傷と取られないよう、言葉選びにだけは気を付けてほしい。
次回は10月21日更新です。
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