ここ最近ツイッターに新しく搭載されたボイスチャット機能「space」について書いてきた。
しかし私の記事を読んではじめてそんな機能があると知った、という人も結構いたので、本当に全く盛り上がっていないようである。
そもそも、ツイッター民というのは同じ空間にいるのにツイッターの空リプで会話しようとする連中ばかりである。
そこまでして会話したくない、むしろ会話から逃れたくてツイッターの世界にいる人間に「会話しろよ」というのは、ゲームのくせに「ゲームばっかりしてないで現実を見ろよ」と言い出すドラゴンクエストユアストーリーズ級の余計なお世話だ。
ちなみに、ツイッターはパクり元と思われる「clubhouse」を買収しようとしていた、という噂があった。
「space」の存在すらあまり知られてないのに、こんなニュースまで知っている自分は一体何者なのか、ツイッターが好きにもほどがある。
正確なところは不明だが、clubhouseの買収が上手くいかなかったから、自分たちで似たような機能を作ったのではないかとも言われている。
妖怪ウオッチ全盛期、ウオッチが全く手に入らないお子さんがこぞってダンボール製の妖怪ウオッチを作りはじめたような、微笑ましい光景である
しかしせっかく作ったのに「使い方を教えない」というところが、ツイッターのツンデレでチャーミングところである。
一応「ここを長押しすれば「space」のボタンが出てくるよ、ね簡単でしょ?」という説明はあるのだが、まずそのボタンがどこにも存在していないユーザーが多いのである。
そのボタンを「出現」させるには、前々回から言っているが、他の「space」を使っている人のチャット部屋に入り「感染」するしかなく、しかも確実に感染するわけではないという裏技みたいな方法しかないのである。
しかし「space」が実装されてから、しばらく経つ。
いつまでも「使用条件不明」のまま放置はしないだろう、と改めて「space」の使い方を調べたところツイッターに「space使わせてください」と「メールフォーム」で直談判することで使えるようになるらしい。
「令和やぞ」と送ってやろうかと思ったがツイッターヘルプデスクに日本語は通じないだろう。
よって後で「reiwa-yazo」と送っておくとして、今のところ「感染」という天命を待つか、ツイッターに直接お便りを出す以外ないらしい。
もしかしてツイッターは、機能を搭載した時点で「この案件は終了」にしてしまい、「次どんな機能つける?」に議題がうつってしまっているのではないだろうか。
これは物を作る商売すべてに言えることだが、確かに「良い商品を作る」は一番大事なことである。
しかし、良い商品を作った時点で終わってしまってはダメなのだ。
良い商品があるという良い宣伝、そしてその商品の良さを伝える良い説明をして初めて完パケで納品なのである。
それができてないと、良い商品が誰にも知られず売れなかったダメな商品ということになってしまうのだ。
おそらくツイッターはこれからも新機能をつけ続けるだろう。
もしかしたらその中に良い機能があるかもしれないので、作ったならせめて「作った」ということだけでもユーザーに届くようにしてほしいし、できたら使い方も教えてほしい。
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