Twitterに「コミュニティ」という機能が実装された。
そう言われて、自分のTwitterを確認しに行くのはやめろ、時間の無駄だ。
Twitter社のいう「実装した」というのは、大国に実装したという意味であり、日本のような卑小な島国にまで実装してやった、という意味ではないのだ。
確かに日本は人口も国土も大したことがない国だが、多くの国がインスタを一番に使っているのに対し、珍しくTwitter人口の方が多い国なのである。
だが、そんなTwitterはそんな日本を上客とみて媚びたりはしないのだ。
おそらくTwitterにとって日本で人気がある、というのは恋愛用語でいうところの「雑魚モテ」であり、そんなものにいくら人気があっても仕方がない、むしろこちらの価値が下がる一方だ、という考えなのかもしれない。
俺たちのTwitterさんはどうでもいい人間にちやほやされて喜ぶようなオタサーの姫思考など持ち合わせていないのだ。
こんなかっこいいTwitterさんだから俺たちのようなダサい人間にモテてしまうのかもしれない。
我々はしゃらくさいものは嫌いだが、漢気、みたいな話は好きなのだ。
そんな俺たちの男塾、Twitterさんが日本以外のどこかで始めた「コミュニティ」だが、何かをテーマにしたコミュニティを作成するか、すでにあるコミュニティに加入することにより、同好の志と盛り上がったり情報交換したり、また新たな同志と知り合えるという機能である。
Twitterさんはついにインスタを諦めミクシイを目指すことにしたのかもしれない。
オタク同士が閉じたところでゴチャゴチャ言っているのを嫌っていたはずのTwitterさんが、まさしくオタクが集まってゴチャゴチャ言う場を作るというのは意外である。
Twitterが提唱するコミュニティの利点としては、まず趣味が同じ仲間を見つけやすい、情報交換ができる、そして同好の者しかいないので「この話誰かわかるのか?」といちいち気にせず話すことができる。
ホンモノは、相手がわかっていようがいまいが関係ないし、もはや壁でも自分の好きなことだけを話すものだが「返事がほしい」というホンモノには遠く及ばないタイプには良い機能かもしれない。
そしてもう一つ「アカウントを切り替えなくて良い」というのが、利点らしい。
ユーザーの中には、本アカと趣味アカを分けている人もいるが、コミュニティを使えば、日常の話は普通のTLで、趣味の話はコミュニティでとわざわざアカウントを切り替える必要がなくなる、ということである。
しかし、日常と趣味で分けている人というのは、ただ分けたいというのではなく、その趣味に狂って正気を失ったり、語尾が「ござる」とか「ぞよ」になっている自分を本アカの人に見られたくない、何だったらそれが好きということすら知られたくない、という人が分けているのではないだろうか。
ただ利便の問題だと思っているなら、何もわかっていない、と言わざるを得ないが、そんな俺たちの面倒臭い感情を理解するようなTwitterさんはTwitterさんではない。
これからも俺たちキモオタの気持ちを踏み躙るTwitterさんでいてほしい、どれだけ踏み躙られても何故か俺たちはついていくのだから。
次回は4月26日更新です。
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