国の調べによると、20代男性の4割がデートをしたことがないという。
いつもの「若者の○○離れ」ニュースなのだが、これは若者の草食化ではなく、老の主食が「最近の若者は元気がない話」になっているせいではないかと思われる。
だが、元気のない若者からしかとれない栄養素があり、それが健康の秘訣というなら仕方がない。
それよりも深刻なのが「日本の世紀末化」である。
最近、これは現実なのか、と知らない人の頬をつねり、現実だが娑婆ではない場所に連れて行かれかねない事件が増えている。
そしてそんな不安定な社会情勢に不安が募り、調子を崩している者も少なくないようだ。
コロナの時もそうだったが、世の中全体が不穏かつ、不確かな情報が飛び交っている時は、一旦ネットやSNSやから離れ、屁をこいて寝た方が良いと言われている。
確かに、真面目な人ほどうつになりやすい、というのも真面目な人ほどありとあらゆる問題から目を逸らさず、真っ向勝負しようとしているからかもしれない。
その姿勢は立派だが、暗いニュースを時計仕掛けのオレンジに出てきた矯正まぶた広げマシーンを使って見続けることが健康に良いわけがないし、多分問題も解決しない。
台風が迫っている時に台風情報から目を逸らすのはお勧めできない。
ただ、社会問題というのは、ガンのつけあいで勝てば解決するというものでもないし、大体こちらの眼精が疲労しただけで終わるのだ。
深刻な問題に向き合うには体力と精神力が必要なので、それがない時は一旦目を離した方が良いのである。
そんなわけで、先日「ショッキングな情報から身を守るTwitter設定」という記事が話題になっていた。
「Twitterを見なければ良いのではないか」と思ったかもしれないが、世の中には、Twitterを見ても病むが、Twitterを見なくても手が震える、戻ることも進むこともできない、網戸に挟まったアゲハチョウみたいな人間がいるのだ。
まず「ワードミュート」で、耳に入れたくない話題をピンポイントで遮断するという手がある。
「確定申告」など、目にすると体調を崩すワードをミュート設定すれば、その言葉が入った呟きは非表示になるが、目に入れたくない単語を全部ミュートにするというのはなかなか果てしない話だ。
我々が、SNSなどで「ショッキングなものを見た」と思う時、それはテキストではなく画像や動画なのではないだろうか。
人間は他のお動物さまより身体能力が劣っており、判断の9割を視覚に頼っているため、視覚からショックを受けることが多いのだ。
どれだけ綿密なグロ文章もGのリアルフォトには負けるのである。
よってTwitterには「メディアを表示しない」という機能がある。
これを設定すると、画像や動画がTLに表示されず、少なくとも出合い頭の正面衝突事故は避けられる。
また、ブラウザ限定の機能になるらしいが、トレンドや話題検索など、とにかくTwitterの心を乱されがちな機能を表示させないものがあるらしい。
その機能の名前は「おだやかTwitter」というらしい。
おだやかなTwitterとは、もはや「翼の折れたエンジェル」または「気の利かないヒモ」みたいなものなのではないか。
そんな気の抜けたコーラしか飲めないほど弱っている時は、やはり屁をこいて寝たほうが良いような気がする。
次回は8月2日更新です。
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