前回「TwitterのUIが突然キモくなった」という話をしたが、私のTwitterの UIも遅ればせながら無事キモくなり、キモくなったついでに「Twitterサークル」が実装されていた。
Twitterサークルとは、おそらく一から説明しないと忘れている人が大半だろうし「完全に初耳」という人も少なくないだろう。
Twitterサークルとは、つぶやきを公開する相手を限定する機能である。
つぶやく時に「公開」と「Twitterサークル」を選べ、公開にするとフォロワー含め全体に公開されるが、「Twitterサークル」を選ぶと、たとえフォロワーでもサークルメンバー以外にはそのつぶやきを見ることはできない、という仕様だ。
この機能を使えば、わざわざ裏垢を作らずとも、一つのアカウントで管理できて便利、というのがTwitterサークルの利点だそうだ。
しかし、デフォルトでは「公開」になっているため「Twitterサークル」に切り替え忘れて投稿してしまうリスクがかなり高いように思われる。
つまり、家に誰もいないと思って、全裸で襖をバーンと開けたら妹とその友達がいたかのような「誤爆」が起こりやすい仕様だと思うので、注意力が足りないタイプはTwitterサークルを裏垢代わりに使うのは危険である。
また私はサークル機能について少し勘違いをしていた。
てっきり「俺のサークル作ったから、入りたい奴は申請してくれよな」という形式で、申請してきた奴から「だが会社の同僚、てめーはダメだ」などサークルメンバーを選定するものだと思っていた。
しかし、実際は「俺のサークルメンバーはお前とお前、そしてお前」と、こっちが勝手にサークルメンバーを決めてしまう「指名制」だったのである。
つまり相手が、こちらのサークルメンバーに入りたがっているか否かは関係なく、こちらが「今日からお前はメンバーだ」と言えばメンバーなのだ。
別にメンバーに入れられたからと言って不都合があるわけではないが、サークルのメンバーにされたことはわかるため「大して仲良くない奴のサークルメンバーに入れられていた」という、恐怖感を感じることはできる。
逆に言えば「勝手にメンバーに入れたら怖がらせてしまうかもしれない」と思うとなかなかメンバーを追加することができない気がする。
ちなみにメンバーに入れられた側は自ら「脱退」することはできないらしい。
このように、サークル主の権限激強機能なので、自分から友達を遊びに誘うこともできないようなメンタルの人間には使いこなせないような気がする。
よって現在私のサークルはメンバーゼロであり、同人誌の個人サークル状態になっている。
つまり、私が今サークル機能を使ってつぶやいても誰の目にも触れないということだ。
誰も見てないなら、男性器と排泄物の名前を交互に連呼してみても良い気がするが、それも「もしかして見えているかもしれない」と思うとなかなかつぶやけない。
これはマジックミラー号に似ている。
マジックミラー号は外から内部は見えない構造なので、車内で全裸になっても大丈夫なはずなのだが、それでも「もしかしたら見えているのでは?」と思ったらなかなか全裸にはなれないはずである。
Twitterサークル内ですら、自由につぶやけないような奴は、マジックミラー号に乗れる幸運に恵まれても、全裸になることはできないだろう。
己がマジックミラー号で脱げる人間なのか否か、それを確かめるためにもTwitterサークルを使ってみても良いかもしれない。
次回は10月25日更新です。
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