Twitterのアイコンが柴犬になっていた。
ただ事実を述べているだけなのになぜこんなに白昼夢っぽくなってしまうのか。
Twitterのアイコンは死後しばらく経っているであろう「青い鳥」だったのだが、それが本当に突然柴犬になっていたのだ。
現在は何事もなかったかのように青い鳥に戻っており、ますます幻覚の可能性が高まってきたが、調べてみたところ確かにTwitterのアイコンが一時期柴犬になっていたようだ。
しかし、世の中は世知辛いし、Twitter川は汚い、そこに住まう者たちが癒やしを求めて可愛い柴犬の集団幻覚を見ても不思議ではない。
むしろ幻覚でなかったら「あれは一体なんだったんだ」という話になってくる。
さらに調べたところ「ドージコイン」という仮想通貨があり、イーロンマスクがそのドージコインについて「ビットコインよりアツくなる」的なことをTwitterで言及していたらしい。
それに対しフォロワーが「じゃあTwitter社を買収したら、アイコンをドージコインの象徴である柴犬に変えてよ」とリプライをしたところ、イーロンは「それはクールだね」と答えたという。
そして今回「約束通りアイコンを柴犬に変えた」そうだ。
IQに20以上の差があると話が通じづらくなる、という話を聞いたことがある。
それと同じようにイーロンのジョークもイーロンと同レベルの金持ちにならなければ笑うところにまでいけないのかもしれない。
おそらく今回の件は前澤友作あたりならバカウケなのだろう。
我々もエイプリルフールなどにTwitterアイコンを変えたりするが、Twitter自体のアイコンを変えてしまうとはさすがイーロンだ。
ちなみに柴犬になったのはエイプリルフールではなく「4月4日」だったため、余計マジなのかジョークなのか判別がつかなかった。
確かにどれだけ優れたネタでも、それをわざわざ4月1日に合わせて発表している時点で発想が平凡であり、庶民まるだしで恥ずかしいとさえいえる。
他人が作ったセレモニーを祝うのが庶民で、セレモニーを自分で創り出すのが偉人である。
しかし、Twitterにはアイコンを変える以前に改善すべき点が5億個ぐらいあるはずだ。
私含め「そんなことをしている場合か」と思った人も多いだろう。
だが、Twitterをやっている人間だけには「そんなことしている場合か」とは言われたくないだろう。
ほとんどの人間がTwitterをやっている場合ではないのにTwitterをやっているはずだし、本当にTwitter以外やることがないならそれはそれで問題だ。
むしろ他にやることが山ほどあり、Twitterなんかしている場合でない時ほどやりたくなるのがTwitterである。
イーロンも我々の比ではないほどやるべきことがあるため、逆にTwitterのアイコンを柴犬に変えてしまったのだろう。
次回は5月23日更新です。
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