私のTwitter認証マークがはく奪された。
「認証マーク」とは、なりすましなどを防ぐためTwitter側が「こいつは大丈夫だ」と認証したマークのことである。
冨樫先生がTwitterを始めた時のように、有名な人はTwitterを始めたとたんなりすましが現れるし、そのアカウントで誤情報を流されたり、美女アイコンに執拗にどこ住みか尋ねるなど迷惑行為を行われたら困るのだ。
そういう意味で認証マークは必要と言えるのだが、Twitterが何を根拠に「こいつはモノホン」と認証しているかが不明な上、私のように申請もしていないのにいきなり認証マークがつけられていた者もいるので、マークの信憑性は未知数でもあった。
そもそも、私になりすまそうという奴はそうそういないだろうし、いたとしたらなりすましセンス以前に生きるセンスがないので放っておいても大丈夫だと思う。
そんなわけで、頼んでもないのに急に認証マークをつけられたことにより、マークをつけるほどでもないくせにつけている奴になってしまった上に、こちらの意思でマークをはずすこともできなかったのだが、今度は急にそれを奪われることとなった。
まるでワールドカップのメッシのようである。
ワールドカップでメッシ率いるアルゼンチンが優勝した際、開催地であるカタールの偉い人がメッシに「黒い薄手のガウン」を着せたのである。
おそらくカタールの人は祝福の意を込め良かれと思って着せたのだと思うし、メッシ自身も最後のワールドカップでの優勝という吉事を前にそんな些細なことは気にしていない風であったが、それを見ているファンからは「脱いで」「歴史に残るであろうシーンでメッシだけそんな透け感のあるコーデになっているのはいかがなものか」と不評であり、本田圭佑さんも「脱いだ方がええんとちゃいます」と、一メッシファンとしてのお気持ちをこぼしてしまっていた。
あのガウンはそのままメッシにプレゼントされたのだろうか。
もし「やっぱあれ返して」と言われていたらますますTwitterの認証マークっぽい。
何故認証マークがはく奪されたかというと、おそらく今後認証マークは課金ユーザーにつけられるものになるからだろう。
よって現在、無課金である私のマークは剝がされたのではないか、ということだ。
ユニクロの服についているLサイズであることを猛主張しているシールのように、元々自分で貼り付けたものではなく、個人的にはそれがついていることに照れがあったので、剥がされたことに異論はない。
しかし、どうやら「課金ユーザーなのにマークを取られた」という人もいるらしい。
これは「金を積めば認証という名の「信用」を得られると思ったら大間違いだ」というTwitterさんのテーゼである。
いつもならそういうTwitterさんの姿勢を評価するところだが、今回ばかりは「もう少しちゃんとした方がよくないですか」と思った。
私が認証マークを頭に貼ったり剥がされることによりハゲ散らかっても「Twitterくんはやんちゃだなあ」で済ませられるのは、所詮タダで使っている身だからである。
我々の扱いがぞんざいなのはある意味仕方ないが、金を出している人間ぐらいは大事にした方が良いのではないか。
それとも「金に媚びない」のもTwitterの姿勢の一つなのだろうか。
次回は5月30日更新です。
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