放送2週間前から下からは下痢、口からは不安しか出ず、ついに前日にリアル嘔吐した私の漫画原作のドラマだが、とりあえず今現在、電子機器すべてにツルハシが刺さるような事態にはなっていない。
それにしても、直接関わっているわけでもなく、表にも出ない私がここまで無駄に緊張し、壊すメンタルが尽きたため、今度はフィジカルを「もう1回壊せるドン」していたのだから、顔出しで表舞台に出ている芸能人は大変である。
芸能人でもSNSをやっている人は珍しくないが、一定以上有名になるともうSNSなんか見ていられなくなるのではないか。
そういう意味で「Xを68時間見続けられるレベルの知名度で良かった」と思うのだが、逆に炎上などで知名度がピリオドの向こうに行ってしまうと、SNSに何を書かれようと「無痛」になる説も出てきた。
これは「叩かれ続けることでメンタルが鋼になった」という意味ではない。
先日、SNSの炎上が体験できるという「炎上シミュレーター」が有志によって制作された。
これが令和の防災訓練ということで私もシミュレーションしてみたのだが、何を言っても燃える仕様になっているため、「こんにちは」と投稿した瞬間、爆速で誹謗中傷コメントがつきはじめた。
これは確かに病む、と言いたいところなのだが、あまりにも超スピードなため、読み終わる前に罵倒が次から次へと流れていってしまい、内容が全く頭に入らないのである。
「速すぎて止まって見える」という現象があるように、炎上速度が脳の処理速度を超えると感情が無になってしまうのかもしれない。
たまに炎上の謝罪会見で新燃料を投下してしまい、さらに燃える、という現象を見かけるが、あれは火消しに失敗したのではなく、「炎上スピードを加速させて脳を停止させた方が早い」という冷静な判断結果だったのかもしれない。
炎上に限らず、有名になりすぎた人というのは自分についての言及数が脳メモリを完全に超えており「無」になっているため、SNSも見るし、何だったらエゴサもし放題なのかもしれない。
つまり渦中にある人にさらにダメージを与えようと、語彙の限りを尽くした罵詈雑言を投げつけたとしても、相手はとっくに処理落ちで文字すら読めなくなっている可能性がある。
つまり、いろんな意味で知らない人への誹謗中傷など無意味、ということだ。
どうしても何か言葉を投げつけたい場合は「おまえのかあちゃんでべそ」など、未就学児でも読めるレベルの言葉にしてあげたほうが、かえってダメージを受けるかもしれない。
次回は7月15日更新です。
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