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コラム 2020.03.03

『ほがらかSNSライフ』カレー沢薫 最近、SNSが殺伐としていないか?

#72 ツイッターと医療デマ

不安な今だからこそ、ツイッターではない。

ほがらかSNSライフ

今巷は新型ウイルスの話題で持ちきりだ。

そう言いたいところだが、私が住んでいるのは田舎なので都心部に比べたら危機意識が低い、としか言わざるを得ない。

子どもは普通に外で遊んでいるし、おそらく大きなイベント以外は自粛されていない、マスクも普通に売られており「転売でワンチャン」まである。

田舎というのは「ブームが伝わる前に終わる」でお馴染みであり、ウィルスに対する危機もここまでやってくるのに時間がかかるのである。

しかしそんな限界集落に住んでいても、我らがツイッターを開けば、ウィルスに関する話題を山ほど目にすることができる。

怯えすぎも良くないが、小さなお子さんや、玄関の段差が命取りになるような老のいるご家庭はやはり心配であり、正確な情報を得て予防したいと考えるだろう。

そう言った情報を集めるのにツイッターなどのSNSが向いているかというと、世界一向いていない。

特に医療に関しては、ツイッターどころかネットすら参考にしない方が良いという。

ネットの医療情報というのは、それを言っている人間が本当に医療関係者なのか疑わなければいけないところから始まる、つまり時間の無駄である。

その点リアル病院に行けば、餅屋が現れるということはない、地獄のように待たされることはあるが、正確性はネットの5億倍ある。

また、SNSというのは情報量が多く、言っていることも多種多様である。

ウィルスを防ぐためには、鼻の穴に、ネギとアスパラと大根を入れると良いという情報を手に入れたとしても、鼻の穴が3個なければ全て実践は無理だし、どれが正しいのかもわからない。

つまり情報を集めることで逆に混乱してしまう場合がある。

それに、SNS情報には「それはガセだ」というツッコミがつきものである。

よって、情報が欲しかったのに、気づいたらいつものインターネット大相撲を見せられているということも多い。

よって、早く、正確な情報を得たい時は、SNSを利用すべきではない、専門家に直接が良い。

よって、SNSで情報を得ようという場合は「突然ツイッター大喜利になっても許せるレベルの話題」に留めた方が良い。

ツイッター大喜利とは、最初は真面目な話題だったものが、いつの間にかどれだけ面白いことを言うかを命を賭けるようになっている現象である。

真面目な話をすぐ茶化そうとするツイッターの悪しき風習とも言えるが、緊急時ほどジョークで気を和ませることも大事という。

よって、ドッカンドッカン笑いが取れるウィルスの予防法を知りたいという場合のみSNSを利用しよう。

正確な情報が知りたければ医療機関を使った方が良い。

次回は3月10日更新です。

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『ほがらかSNSライフ』カレー沢薫

『ほがらかSNSライフ』カレー沢薫

OL兼マンガ家から専業作家になったカレー沢薫さんが気づいたのは、「SNSにしか居場所がない」という事実。インターネットという大事な居場所を地獄にしないために、カレー沢薫さんが提案する、SNSとのほがらかな付き合い方とは?

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