SNSやネットでやらかすと最悪逮捕まである。
何回も言ってきたが、具体的に何をやったらお縄になるのかイマイチ判然としていなかった。
いくら、悪い子は死後裁きにあう、と言ったところで、子どもの考えるワルというのは「21時以降起きてる」とか「ドラゴン柄の黒Tを着ている」とかだったりするのだ、何が悪(ワル)なのか具体的にしないと何の教育にもなっていない。
もちろん悪(ワル)の尺度は人によって違い、私は自撮りは良いが、おキャット様の写真と言いながら、己の顔面の占有率がおキャット様より高い写真を載せる人間は、禁固10年ぐらいだと思っている。
そういう「好み」による悪(ワル)ではなく、法律的悪(ワル)をちゃんと理解しておかないと、何の悪気もなく法を犯してしまったりするのである。
そんなこと言われなくても、他人の個人情報や己の陰部をさらしたり、誹謗中傷したり、担当や出版社以外の殺害予告や爆破予告をしなければ良いのだろうと思っているかもしれないが、微妙に勘違いしていたり、無意識にやってしまったりしていることも多くある。
まず「ネットでの誹謗中傷」と言うと「他人の名誉を傷つけるデマを流してはならないのだな」と思うかもしれないが、実は「真実」でもダメなのでる。
つまり「あいつはヤリマンだ、クラス全員と寝ている」とネットに書きこみ、調査の結果「クラス全員の保護者とも寝てた」という事実が判明したとしても、名誉棄損が成立してしまうことがあるのだ。
また「ブス」とか「ハゲ」とか「言われなくても見ればわかりますよ」レベルのことでも、ご親切にわざわざネットに書き込んだりすると、侮辱罪になってしまったりするのだ。
つまり、侮辱という意識すらなく、目の前にいる人間の顔面や頭に起こっている事件をありのままに記しただけで、罪になってしまうことがあるのだ。
よって教えるなら「ネットに他人の悪口を書くな」ではなく「他人のことをあれこれ書くな」と言わなければならない、他人が何を侮辱ととるかはわからないからである。
褒めたつもりで「ボーイズラブの受けによくいそうな顔!」と言っても相手にとっては辱めかもしれないのだ。
そして、もう一つ注意しなければならないのは「全く無意識のうちに他人の写真をネットにあげていないか」ということだ。
これは自分の顔を日常的にネットに載せている人間がやりがちなことだ。
「今日は女子会でした」と、他のメンバーも映っている集合写真を、ゴンズヌラバアとそのままネットにアップしてしまうのである。
自分が顔をネットにアップするのに抵抗がないので、他人もそうだと思っている場合もあるが、本人からしてみればそれは「女子会に参加した私」の写真なので他は「背景」なのだ。
「他人の写真」という意識すらないのである。
いくら自分から見れば空き缶と同じ背景であっても、誰か特定できる写真を勝手にアップするのは、肖像権の侵害になりかねない。
そして、特に無意識にあげがちなのは「他人の子ども」の写真である。
「友達の赤ちゃんを見に行きました!かわいかった!」と言って、無許可で写真を載せてしまうのだ。
何故遠慮なくそんなことをしてしまうかというと「かわいかった」などと言ってはいるが「正直他人の赤子など全部同じに見えてる」からである。
つまり、全部一緒だからアップしたって、特定なんかされるわけないと思っているのだ。
このように、園児未満は、おドッグ様おキャット様感覚で、ネットに載せられがちなのである。
もちろん子供なら載せてよい、ということはない。
「ネットにあげていい顔面は自分のだけ」ということである。
最近は「背景に写った邪魔な人間を消す」という、殺し屋みたいな写真加工アプリもあるらしいので、どんどん邪魔な奴は消していけばよいと思う。
写真をネットにあげる時は、他人の顔と、自分の陰部が写ってないか、の確認が必要だ。
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