前回、もはや今の世の中、商売と「SNSでの宣伝」は切り離せないものになってきている、という話をした。
だが、SNSでの宣伝を有効にするためにはまずフォロワーが多くなくてはいけない。
少なくてもバズる時はバズるが、フォロワーが10万人いるのと「中華鍋bot」しかフォロワーがいないのとではバズりやすさが違う。
フォロワーを増やすにはまずコンスタントなつぶやきが必要だ。
友作が100万撒いた時だけ現れるようなアカウントは即刻粛清対象である。
たくさんつぶやけば良い、と言っても、自分が信仰する神についてはあまり語らない方が良い。
商売に徹するならば、意見が分かれやすい「宗教」「政治」「百合に挟まろうとする男」の話は避けた方が良いだろう。
漫画家なら絵や漫画を載せるのが一番だし、他にも笑えるものや役に立つつぶやきはフォロワーが増えやすい。
おキャット様を飼っていればおキャット様の写真だけあげておけばいい、もはや漫画もいらないぐらいだ。
つまり宣伝を拡散させたいなら日頃のつぶやきも大事ということである。
よって「ツイッターしてないで原稿描いてください!」などという編集者は今の状況というものを何もわかっていない、ただの営業妨害なのでジャック・ドーシーの便座温め係からやりなおすべきである。
大体、お前もツイッター見とるじゃないか、という話だ。自粛警察が嫌がらせ張り紙を貼りに外出しているのと同じ矛盾だ。
怒っていいのは、すでに締め切りを過ぎているのに、ゲーム生実況を「クリアするまで寝れまテン!」みたいな縛りで始めた時だけだ。
逆にPR漫画などの仕事は、作成した漫画を自分のツイッターアカウントに投稿するまでが契約になっていることが多いので、当然クライアントはフォロワー数の多い作家に仕事を依頼する。
つまりフォロワー数が多ければ、宣伝も拡散しやすい上に、新しい仕事も来やすいということである。
このように、フォロワー数の多いアカウントというのは商業的価値があるので、一説には「売買」までされ、時には悪用さえされているという。
素人エロ自撮りアカばかりをフォローして執拗にワンチャン狙うリプばかりしているアカウントとわかれば「こいつは美人局系詐欺に引っかかりやすい」とロックオンされてしまうし、偽前澤友作みたいなアカウントをフォローしていたら「金に目がないバカ」という、格好の餌食だということが知れてしまう。
もちろん「ナニモカモワスレタイ…ツラ…」というつぶやきと共に胸の谷間を強調した自撮りをあげていたらワンチャン狙われ側になるか、お野菜売りが近づいて来る
何気なくアップした写真から住所が割り出されてしまうように、名前や住所や顔さえ、晒さなければ大丈夫というわけではなく、SNSで発する一挙一動が個人情報なのである。
あまり一目で「こいつ、愛嬌という意味ではないバカだ」だとわかるような言動はしない方がいい。
次回は6月30日更新です。
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