先日、ツイッターが「他人のご意見をRTばかりしてないで自分の意見を言おう!」と突然引用リツイートを推奨する機能を搭載しはじめたので、それについて「おいおい、ツイッターさんともあろう上質な肥溜めが自分をフェイスブックとでも思っちまったのかい?」と肥溜めの原住民として率直な感想を書かせてもらった。
その反応を重く受け止めて、というわけではないだろうが、今度は自分のことをインスタグラムと思うことにしたようである。
早くお薬を出してあげた方がいいと思うが、もしかしたらお薬を増やしすぎてそうなってしまったのかもしれない。
何故ツイッターがインスタ化しようとしていると言われるようになったかというと、「フリート」と呼ばれる、投稿してから24時間でつぶやきが消えてしまう、まさにインスタの「ストーリー」のような機能を突然搭載したからである。
これに対しては引用RT推奨機能以上に「いらねえ」という声が次々と肥溜めからあがったのだが、「なぜこうもツイッターは我々の望まない機能ばかりつけるのか」という素朴な疑問に対し、同じくツイッターで興味深い考察を見つけた。
まずシンプル「肥溜めに首まで浸かっている奴の言う事なんか聞きたくない」というのがあると思う、これはこちらも納得するしかない。
そして、ツイッターは本気でフェイスブックやインスタ寄りになりたがっているというのも薄々感づいている。
しかしこれは、陰キャが一生懸命陽キャに受ける機能を考えてスベっているわけではなく、おそらくツイッター社の人たちは本物の陽キャで、自分たちがツイッターついたら嬉しいであろう機能を搭載しているだけなのではないかという説があるのだ。
そして結局、陽キャには「インスタやればいいじゃん」と見向きされず、原住民の陰キャに文句を言われるだけという結果になっているのではないか、ということだ。
もしそうだとしたら「人には必ずしも自分が欲しい才能が授けられるわけではない」という好例である。
本人的には「伝説の汚れ芸人」になりたくて、ケツで吹き矢を飛ばす仕事のオファーを今か今かと待っているのに、イケメンなせいでドラマやCDデビューの話ばかり来る人がいるように、ツイッター社も「これクラブでウケるわ」と作った曲に、何故かアニメTの人間が群がり、一心不乱にオタ芸を始めるという現象に戸惑っているのかもしれない。
それでも負けずにクラブ向けの曲をリリースし続けているのに、全く対象にいれていないオタ共に「こんな曲じゃジャムれないんですけど?」と言われてしまっているという状況だ。
ツイッター社さんたちには悪いが、せっかく「肥溜めを作るのが上手い」という才能に恵まれているのだから、できればそっちを伸ばしていただきたいと思う。
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