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コラム 2022.03.08

『ほがらかSNSライフ』カレー沢薫 最近、SNSが殺伐としていないか?

#175 SNSにはまる子供たち

『ほがらかSNSライフ』カレー沢薫

最新話更新!

『ほがらかSNSライフ』この連載も始まってから数年経っており、当時小学生だった担当の子供も中学生になっており、今ではTwitterの通知音を聞くと「血が騒ぐ」と言っているらしい。

着実に「こちら側」に向かっており頼もしい限りだが、親としては「そっちだけは行くな」であろう。

今の親は、時間を無限に捨てられる上に、ちょっとふざけた動画をSNSに載せるだけ、家族含む本名と自宅の住所を全世界に晒され、多額の賠償金を請求してもらえる「スマホ」の正しい使い方を子供に教えなければならないので大変だと思う。

一番簡単なのは「持たせない」であり、ギリギリまで「よそはよそうちはうち」の天上天下唯我独尊戦法で子供にスマホを与えないというのも一つの手だ。

しかしスマホはゲーム機などと違い、通信機器でありコミュニケーションツールなので、それがないことにより、連絡がつかなくなってしまったり、友達の輪に入れてもらえないという危険性がある。

スマホを与えてもらえない者同士が「母ちゃんが一匹狼同盟」としてつるむという手もあるが、それも限界がある。

むしろ、高校生ぐらいになって初めてスマホを与えられたことによりハジけてしまい、秒で「バイト先の店長の嫁食ってみた結果www」でユーチューバーデビューしてしまう可能性がある。
「例え相手が小学生でも死ぬまで殴る」でお馴染みな、常に平等の精神を忘れないネット民だが、同じやらかしでも小学生がやったのと高校生がやったのとでは、世間の反応は違ってくるし、殴られる時も素手かカイザーナックルか、ぐらいの差がある。

また、小学生はまだ機動力が低いため、やらかしたとしてもイタズラ程度で済むが、高校生ぐらいにもなると、大人と同レベルのダイナミックさでやらかすし、責任も大人と同じように追求される場合が多い。

スマホは現代社会では必須のツールであり、自給自足の人でさえ「ネットは繋いでるしAmazonも使う」らしいので、遅かれ早かれ持たなければいけないものである。

ならば、幼い頃からスマホとネットに触れ、ビンタ2発で済む失敗なども経験し、高校生になったら「スマホ?まあ今も一応付き合ってるけど、ぶっちゃけマンネリぎみかな」ぐらい適切な距離を持てるようにした方が良いのではないだろうか。

そう言いたいところだが、私は高校の時につきあい始めたネットと今もズブズブであり、むしろネットの方が別れたがっているのではないか、と思うほどだ。

つまりスマホやネットとは最初から適切な距離を取るのが大事ということである。

では、子供がスマホと適切な距離を取れるように親はどうするべきなのだろうか。

おそらく、機能を制限したスマホを渡す、時間制限を設ける、などが最初に思い浮かぶのではないかと思う。

しかし、最初にやるべきことは「まずてめえがスマホから離れろ」だそうだ。

確かに1日17時間スマホを触っている大人が「スマホをやりすぎるな」と言っても全く説得力がない、むしろそう言っている間もスマホを触ってそうな気がする。

子供とて馬鹿ではないので、自分ができていないことを子供にやらせようとしても素直に聞くはずがないのだ。

もし、スマホを触りながら「スマホをやるな!」と怒っている大人を見かけたら、言うことは一切聞かないでいいので「スマホをやりすぎるとこうなる」と言うことだけ学んでいただければ幸いである。

次回は3月15日更新です。

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OL兼マンガ家から専業作家になったカレー沢薫さんが気づいたのは、「SNSにしか居場所がない」という事実。しかし、唯一無二の居場所のSNSには炎上、マウンティング、キラキラ女子など、闇も広がっているのです。インターネットという大事な居場所を地獄にしないために、カレー沢薫さんが提案する、SNSとのほがらかな付き合い方コラム。

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