ここ数日Twitterのトレンドに「Twitter改悪」「Twitter不具合」「大規模障害」など、とにかくTwitterが大変だということだけがわかるワードが並んでいる。
しかしトレンドに上がっているということは多くのユーザーがTwitterに「Twitterが大変だ!」と書き込んでいるということだ。
家が燃えているのに避難よりも「家燃えてて草」とつぶやくことを優先させているようなものであり、まだまだ余裕である。
本当にヤバいのはTwitterに何が起きても誰もその件についてつぶやかず「mixiに避難だ」とすら言われなくなった時である。
一刻を争う災害が来た時、いちいち「今から避難所に行きます」とつぶやいてから出発しないのと同じだ。
つまりトレンドに「mixi」が上がらなくなった時がTwitterの終焉である。
しかし、これだけTwitterが大変だと騒がれているのに、私はTwitterを滞りなく使えているので、逆に私が10年以上を捧げてきたのが本当にTwitterなのか不安になってきた。
そもそも、Twitterの不具合も改悪も今日始まったことではない。それにも関わらず毎回トレンドに上がるほど新鮮に憤って見せるTwitter民が逆にすごい。
もはやTwitterとユーザーの関係は「親子」である。
幼児というのは覚えたての言葉や、その時ブームのギャグを何度も繰り返すし、体力があるので止めない限り老化が始まる二十代後半までそれを言い続ける。
それに対し親が猿ぐつわをかませたり、眠くなるお薬を打って黙らせるかというと、大体の親がうんざりしつつも可能な限り付き合ってあげているのだ。
Twitterも生まれてからずっと「改悪」や「不具合」というマイブームを飽きもせず繰り返しているが、それに対しユーザーは無視を決め込まず「またクソアプデかよTwitter本当にゴミだな」と、毎回ちゃんとリアクションを返しているのだ。
愛の逆は無関心とはよく言ったものであり、我々のTwitterに対する飽くなき罵倒は、もはやこれが愛でなかったら何が愛なのか、という段階にきている。
しかし、これだけ連日Twitterの落ち着きがないと、やはりTwitter社の内部、そしてイーロンが大変なことになっているのではないか、という心配が芽生えてくる。
だが、イーロンは「Twitter社を買う」という舐めプができるレベルで人生に余裕がある人である。
そんなイーロンのおもちゃの一つに10年捧げているわが身を案じた方が良い。
ちなみにもはや日替わりになってきている本日のTwitterの不具合は「投稿ができない」らしいが、私のTwitterは問題なく投稿できた。
私が使っているのは本当にTwitterなのか、まずその点を誰かはっきりさせてほしい。
次回は3月7日更新です。
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