Xの課金ユーザーになるか迷っている。
今まで「無料で使っておきながらよくそこまで文句が言えるな」と思われていた気もするが、これはイーロンとXにどんな仕打ちを受けても「まあタダだしな」と思うことで怒りを収めるアンガーマネージメントの一環である。
逆に言えば、Xに年間1万程度課金してしまったせいでイーロンの一挙一動に大株主のように激怒する人になってしまうということであり、精神衛生上よろしくない。
それがなぜ突然課金を考えるようになったかというともちろん「収益化」が始まったからである。
Xの広告収入をユーザーに分配するプログラムが始まったのだが、そのプログラムへの参加方法がまず「課金ユーザーである」ことなのだ。
こちらはXを呼吸レベルでやっているのだ、Xをやるだけで収益化できるとしたら、息しているだけで金がもらえると言っても過言ではない。
それが有料呼吸ユーザーじゃないせいで収益が発生しないと言われたら、呼吸するたびに損した気分になってしまう。
どうせXと呼吸は止められないのだから、ついでに収益化した方が得に決まっているだろう。
だが、勘はいいが引き算ができないガキ以外の皆様は気づいていると思うが、問題は「収益がXへの課金額を超えるのか」という点である。
収益化したとしてもそれがXサブスクの年会費1万円前後に満たなければ普通に赤字なのだ。
では実際どのぐらい収益化できるのかというと、まだプログラム自体始まったばかりであり、振り込み自体半年に1回らしく「主婦の私がXで夫の収入を超えた方法」みたいな商材が出回っていないところを見るとまだ定かではないようだ。
ただ、有名エクサーでも数十万円、一般人だと1万円がせいぜいであり、良くてトントン、赤字の可能性も高いと言われている。
トントンまでいければ「無料でXサブスクを使えている」と思えるが、私のような重度の「使ってないサブスク解約しない病」患者は、簡単にサブスクを増やすわけにはいかないのだ。
ちなみに収益化が始まったことにより、フォロワーやインプレッション稼ぎのための、パクポストや無断転載、さらにバズツイートに無意味なリプライを送るなど、Xはさらなる地獄になると予想されている。
しかし、これらのことは収益化以前からあったことなので、収益化で突然Xが汚くなったとは感じないはずである。
セレブが寛ぐナイトプールにウンコを投げ込んだらパニックになるだろうが、肥溜めに投げ込んでも「ウンコ濃度が高まった」としか感じられないのだ。
最初から汚れ切っているため「汚れに強い」というのがXの良いところなのである。
次回は9月19日更新です。
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