Xが収益化を決定した際、そのせいでインプレッション稼ぎのための悪質行為が蔓延り、Xの治安がさらに悪化するのでは、と危惧されていた。
元々Xは世界で一番汚い川としてギネス認定待ちである。
そんな肥溜めに追いウンコが投げ込まれたところで大差ないと私は考えていた。
しかし最近、収益化狙いと思しき正気を疑うようなポストが前より増えてきているという。
Xは自分がこの世で一番正気だと思っている狂人(くるんちゅ)の集まりなので、正気をロストしているポストを見かけると「くるんちゅがいたぞ!」と言ってすぐに拡散させてしまう、これが俗にいう炎上だ。
現在のXでは炎上してどれだけ叩かれようとインプレッションは稼げ、収益が増えるのである。よってわざと燃えるようなことを言う人間が増えているのではないか、ということだ。
私も最近「これはファッションくるんちゅだろう、そうであってくれ」と祈るような、キツイポストを見かけることが増えているように感じる。
正直、Xの伸びしろを見くびっていた。「まだまだ下に伸びれる」と言わんばかりであり「底知れない」とはこのことだ。
だがこれは逆にX上でのアンガーマネジメントに利用できると言える。
実際のアンガーマネジメント講座では、講師の自己紹介の前に「Xを見るな」と教えていると思うが、こっちはもうXを見ないとイライラしてアンガーするところまできているのでそれはできない。
X上で腹の立つポストを見かけて文句を言ったところで、相手が確信犯であれば痛くもかゆくもない上に、誹謗中傷したり相手の家を特定して火をつけたりしたらお縄になるのはこちらである。
つまりXを見て怒るというのは「怒り損」になる可能性が高いため、早急にクールダウンし、おキャット様アカウントなど、楽しいものに目を向けた方がいいのだ。
その切り替えとして「俺が怒るほどこいつに小銭が入っている」と考えるのである。
実際、明らかに炎上目的のポストに対しリプライや引用リプ、さらに「くるんちゅだ!」とリポストをするなどの「反応」をすればその分拡散されてしまい、インプレッションが増え、収益も上がってしまうのである。
よって、そういうポストを見てしまった時は「反応」をする前に、相手のアイコンについている収益化の証しである青バッジを6秒見つめてクールダウンし「ここでブロックすれば少なくとも今後俺の怒りがこいつの小銭になることはない」と考えるのである。
もし相手に青バッジがついていない場合は「金にもならないのにこんなに燃えて大変だな」と、相手をねぎらう余裕を見せてからブロックするようにすればいい。
何ごとも怒りで行動して良いことなど何もない、まずは冷静になって判断することが大事である。
しかしそんなに冷静になれるならXなどとっくにやめているような気もする。
「Xなんか続けている俺が悪い」と考えてクールダウンするのも一つの方法である。
次回は10月24日更新です。
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