相変わらずミクシィ2の使用はしていないが、ありがたいことに自分で立てた猫コミュに猫画像の投稿が未だにあるので定期的にチェックはしている。
つまり「猫」は人が留まる理由になるということだ。
どれだけ猫を誘致できるかがSNS生き残りの鍵であり、猫がいなくなったSNSは、災害前の街から、虫やネズミが消えるのと同じで間もなく滅ぶ。
ミクシィ2ができたのは、Xの荒廃ぶりを見て平和で安全なSNSを作ろうと思ったのがきっかけ、という話はこの前したが、防犯的な意味ではなく「戸締まり」がしっかりしたSNSを作りたいという思いもあるようだ。
ミクシィ2の開発者曰く、Xは「自分の家に突然知らないおじさんがいるようなもの」だそうだ。
いつごろからか、Xは自らが推奨した投稿をユーザーのTLに横入りさせることに命をかけはじめたため、我々はフォローでも何でもない知らない人の投稿を突然見せられることが増え、ついには「おすすめ欄」という、知らないおじさんだけが住んでいる家が作られた。
「突然現れる知らない人の投稿」の擬人化が、「知らないおじさん」というのは深刻なおじさん差別かもしれないが、「部屋に突然いたら不気味なものランキング」の上位であることは確かであり、我々おばさんもいい勝負だろう。
むしろ猫以外で勝手に自分の部屋にいていいものなど存在しないはずなのだが、それが横行し、もはや当たり前になっているのがXだ。
そこで今一度、「ここは俺様の部屋だ」ということを思い出させるために、ミクシィ2では自分がフォローした人の投稿しかタイムラインに表示されない仕様になっているという。
情報が溢れ、デマや偏向報道が問題視される今、自分の目に入ってくる情報は自分でコントロールしたい、という人が増えているらしく、ミクシィ2はそういう人の需要にはマッチしているといえる。
しかし、「俺が好きなものしか流れない」というのもある種の偏向ともいえる。
もちろんチョコレートファウンテンにあえて下痢を流してみるというチャレンジはいらない。
しかし、自分の部屋にいた知らないおじさんと気が合ったということもある。
自分のパーティーに自分が呼んだ奴以外出禁にすることで、新しい良い出会いが失われるというデメリットがあるかもしれない。
ただ、現在のXは良い出会いよりも、参加費泥棒やリッツただ食い野郎がパーティーに交ざる率が高いため、それなら最初から呼んだメンツだけでやろう、というのも正しい判断だ。
私も仕事柄、現在のトレンドや、今世間が何にブチ切れているかリサーチできるという意味でXのおすすめ欄さえ有益だと感じてはいるが、それがなければTLは猫だけで構わないと思っている。
SNSを近しい人との交流や、自分が欲しい情報のみを集めるのに使うなら、ミクシィ2で十分であり、むしろその用途でXを使うと、近しい人に会う道中で10人は知らないおじさんと遭遇するので、邪魔くさくて仕方がない。
だが、ミクシィ2他アンチXのSNSは、「人がいない」という欠点があると前に話したが、これは単に人口が少ないという意味ではなく、近しい人や欲しい情報を発信してくれる人がいない、という意味でもある。
自分が引っ越す時、友達や近所の人も一緒に引っ越してくれるわけではないように、自分がXに嫌気がさして他SNSに引っ越しても、自分が繋がりたい相手も一緒に来ていなければ、「フォローしたいアカウントがない」という理由で結局使わなくなってしまうのだ。
フォローしたいアカウントといえばやはり猫アカだ。やはりSNS生き残りの鍵は猫にある。各SNSはもっと猫集めに注力するべきだ。
次回は2月11日更新です。
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