Xユーザーは国際ロマンス詐欺師にすら相手にされないという、良いのか悪いのかわからない事実が発覚したのだが、逆にX上で遭いやすい被害とは何なのか。
まずX上でもスタンダード詐欺であるフィッシング詐欺は存在する。
しかしクレカ番号や銀行口座番号など、極めて重要な情報の一本釣りを狙うフィッシング詐欺が多い中で、Xで主に釣れるのはXで使っているメアドやパスワードという雑魚である。
青バッジを狙えば、電話番号やクレカ番号という大物がヒットする可能性もあるが、だったら最初からクレカ会社を名乗ってクレカ番号を引っ張った方が早い。
つまり、Xでフィッシング詐欺をやっている時点でまあまあ詐欺のセンスがないのだが、Xのアドレスやパスワードを抜かれることで全く被害がない、というわけでもない。
ログインされることにより、住所やクレカ番号などその他の重要な情報を抜かれることもあるし、アカウントを「乗っ取り」されることもある。
Xには「なりすまし」という被害もあるが、アカウントを乗っ取られることでより完璧になりすまされてしまう。
前澤友作を名乗るフォロワーのアカウントに、「100万あげる」と言われても信じないかもしれないが、ホンモノの友作の皮をかぶったアカウントにそう言われたら信じてしまうだろう。
また、イーロンのアカウントを乗っ取って「インスタ最高」とつぶやくなど、イメージを大きく損なう投稿をされてしまうこともある。
さらにそのアカウントのフォロワーが多ければ「売却」をされ、延々と陰謀論をつぶやくアカウントに魔改造されてしまうかもしれない。
どちらにしても詐欺としてあまり効率がいいようには見えないのだが、乗っ取りやなりすましは実際に頻発しているので、Xだろうがクレカだろうが、「番号やパスワードを入力しろ」という画面を見たら、一旦泥棒と思った方がいいだろう。
それにクレカ番号や住所を入力しろと言われたら警戒する人も多いだろうが、Xの情報ならそこまで警戒せず入力してしまうため、大物一本釣りより雑魚をキロ単位で売るタイプの詐欺師にとっては格好の漁場になっているのかもしれない。
特に「診断ツール」のように「簡単な情報を入力するだけであなたが前世、何の虫だったかを診断します」のような、X上のちょっとしたお遊びツールには注意が必要だ。
このようなゲームは拡散されやすく、「みんながこぞってやっている」という理由で、何の疑問も持たずにアカウント名やパスワードを入力してしまったりするものだ。
クレカ会社や銀行、国税局、アマゾソやアップノレからのメールだけでなく、「キンタマスロット~キンタマ3つそろうかな~」のようなクソみたいなゲームでも、情報を要求してきたら警戒すべきなのだ。
次回は8月26日更新です。
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