また寿司屋で迷惑行為を行った若者の動画がSNSで拡散され炎上したそうだ。
Twitterが消滅し「バカッター」という言葉すら通じなくなりつつあるのに、バカッター行為自体が連綿と受け継がれているのは何故なのか。
特に「回転ずし屋での迷惑行為」については、同じ奴が転生してまた同じことをやっているのでは、というぐらい繰り返されている。
すでに回転ずしチェーンはこれらの行為に法的措置を辞さない構えであり、実際これをやったせいで人生が狂ったであろう若者もいるのだ。
散っていった先人の雄姿を見てなお、何故同じことをやるのか。ネットばかり見ている人間にとっては不可解でしかないのだが、まず「バカッターをやる人間はバカ」という鋭い指摘がされている。
バカゆえにネットを含めニュース類を全く見ないため、飲食店でのふざけ行為が大ごとになった前例を知らない。むしろ自分が初めて寿司屋で他人の寿司や醤油さしとキッスを成し遂げた人間であり、この偉業を世間に発表しなければ、という動機でSNSに載せている可能性すらあるそうだ。
それにしても何故、回転ずし屋ばかりで頻発するのかは謎だ。
しかし先日、私が夫と回転ずし屋に行った時、注文されたテーブルを目指してレーンを走っていく寿司を見ながら、「これ他人の寿司を盗れるよな」と言い出した。
それも1回ならまだしも、「これ絶対盗れるし、盗る奴いるよな」と、何回も言ってくるので、いつ「やってみようか」と言い出すのかヒヤヒヤすることとなった。
実行には移されなかったが、回転ずし屋の形態に「これやれるよな」というチャレンジ精神を刺激されてしまう人間が一定数いるということが判明した。
そこに年齢は関係なく、ただ若者の方がノリで実行に移してしまいがち、というだけなのかもしれない。
このように「バカだから」の一言で済ますのが憚られるほど、バカッターの行動というのは奥が深い。
そんな趣深さに注目してなのか、「炎上展」という炎上をテーマにした展覧会が開かれたそうだが、タイトルの時点でネタバレしているように、このイベント自体が軽く燃えたらしい。
普通の展覧会であれば燃えた時点で失敗だが、炎上展が炎上したというのは逆に成功のような気さえするし、むしろ燃えない方が看板に偽りなのではないか。
燃え方も「展示がショボい」「入場料が高い」「男がやった悪事を女にやらせているキービジュアルを出した」など、よくある理由であり、チープな展示よりも炎上の再現度が高いと言える。
そこまで考えていたとしたらなかなかの策士だが、もちろん何も考えておらず、今までの歴代炎上事件の模型を並べてアイスケースに入れるようにしたら面白くないか、という安直さでやった可能性もある。
だが何も考えてなかったとしても、「バカだから燃える説」を立証したと言える、中身がないようで、なかなか興味深い展示である。
次回は11月11日更新です。
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