ツイッターに新しく実装されたらしい「投げ銭機能」について書きたいのだが、何せ私のツイッターにはまだ実装されていない。
私だけではなく、実装されている人は少ないらしく、我がTLでも実装ニュースが出た日以外誰も話題にしていない
つまりspaceの時と全く同じだ。
おそらくツイッターさんは機能が完成した瞬間、一秒でも早く「できた!」と全世界に叫ばずにいられない性分なのだと思う。
この、逆上がりができた小学生みたいなところがツイッターのチャーミングなところだ。
ただ、できた、というから見に行ったのに、できておらず「お母さんがおったらできん!」などと言われたりするので、こちらも何となく腑に落ちないのだ。
Spaceの時はわざわざ公式に使わせてくれとDMで嘆願まで送った私だが「投げ銭機能早く使えるようにしろ」とは言いづらいものはある。
しかし、良く考えれば何故言いづらいのだろうか。
おそらく、この機能が全ユーザーに実装されたとしても、使用を躊躇する人は多いのではないかと思う。
理由は至ってシンプルで「金」が絡む機能だからだ。
まず、単純に知らない人から金をもらうのが怖いというのもあるだろうが「金くれ機能」を使用して「金の亡者」と思われたら困る、という心理も働いているような気がする。
だが、金の亡者とは、金のために倫理に反したり、他人の金を騙し取ろうとする人間のことである。
強制ではありませんが、もしお手持ちに余裕がありましたら、私の顔面に小銭を投げつける遊びをしていきませんか、という機能を使うだけで「こ、この守銭奴」と言ってくる奴の方が「当たり屋」という別の悪な気がする。
しかし、日本には、正当だろうが不当だろうが、金の話をするのは下品と言う風潮がある。
だが、みんな「金」がキンタマの隠語でないことは理解しているはずだし、それがないと満足に生きていけないということも知っているはずだ。
その理屈で言うと「飯を食いたい」や「息をしたい」も下品だから言うなということになってしまう。
だが実際、そういう風潮のせいで「お金欲しいです」が言いだせず、死んでしまった人間は多いと思う。
死なないにしても、言い出せない奴は損や我慢をしなければならず、言う人間は悪いことをしているわけでもないのに「がめつい」というレッテルを貼られてしまうのだ。
はっきり言ってどちらも生きずらいの世の中だ。
タダでさえ我々の老後は年金があてにならない、老後資金は自分で用意しろなどと言われているのだ。
正当な金の話はもっとカジュアルにできるようにしておかなければ国ごと困ったことになってしまう。
よって、私が投げ銭機能を使い出したら、そういう世界を作るための活動だと思って欲しいし、関わりたくなければ「飯食いたい」ってわざわざ声に出して言っている奴がいるなと思って、無視していただければ幸いだ。
次回は6月15日更新です。
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