Twitterはすでに存在しないらしい。
そうなると私は存在しないものに1日62時間向き合っているというホラー展開になってしまうが、消滅したのはSNSのTwitterではなく「Twitter社」の方らしい。
イーロンによると、すでにTwitter社は「X社」と合併しており、Twitter社は実質もうないらしい。
この報を受けて「ならばTwitter Japanは現在『X JAPAN』だな」と沸き立つまで1時間もかからなかったような気がする。
このように、何でもすぐネタや大喜利にしてしまうのが、Twitter民の良いところである。
しかし、真剣にならなければいけない時に大喜利をはじめ事態を悪化させたり、チャカしてうやむやにしてしまうのはTwitter民の悪いところだ。
確かに深刻な時ほど息抜きとなる笑いは必要である、しかし全身ガソリンまみれかつ空気がカラカラに乾いていやがるな危機的状況で「ここであえてタバコを一服」が事態を好転させるとは思えない。
しかし、今回に関してはとりあえずTwitter消滅の件は置いておいてXジャンプした方が正しかったようで、Xせずに「Twitter消滅」の部分だけ真に受けてしまった者は「もうここはおしまいだ、早く脱出せねば」という、いつもの流れに巻き込まれてしまったようである。
このTwitter終了からの新しいSNSへの移行騒ぎは何回も起こっているが、結局「Twitterと同レベルのドブ川がない」という理由で、すでに発酵の段階に入っているこの肥溜めから出ることができない、というのが現状だ。
しかし、今回のX騒動で一瞬だけ「これは次期Twitterでは」と期待されるSNS候補の名が挙がった。
一瞬挙がった、ということは現在完全に消えており、我々は今も「くせえくせえ」と言いながらTwitterに鼻まで浸かっているというのが現状だ。
その時ポストTwitterと目されたSNSの名は「Bluesky」という。
名前については置いておこう、そこをいじりだすと、書くことに困るたびにそこをいじることになってしまう。
「Bluesky」は同じくTwitterの後継として注目されたマストドンと同じ仕組みで、Twitterが広告や「おすすめ」と言って誰も求めていないツイートを流してくるのに対し、Blueskyは何をTLに流すかは俺が決めるという形式なのが注目されているようだ。
画面もかなりTwitterに近いので、「今更新しいSNSの使い方なんて覚えたくない」という老でも使いやすいのではと言われている。
しかしBlueskyが「Twitterの後継者」と言われたのは、システムの話ではなく「魂」だ。
Blueskyは現在正式リリースされているわけではなく、コードによる招待制になっているようである。
そのコードをTwitterのリプライなどでやりとりしようとしたところ第三者にコードを「強奪」されるという事態が起きたそうだ。
さらにコードがオークションサイトで高額販売などもされているようである。
正式にはじまる前からこの民度の低さはTwitterの魂を継ぐものとして大いに期待できる。
私もコードを受け取る時はぜひリプライを利用し、見事強奪された後「Blueskyコードをリプでやり取りする方が悪い」と逆に怒られたいものである。
次回は6月6日更新です。
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