先日多くのTwitterアカウントが「さてはスパムだなオメー」と言いがかりをつけられ、一部機能を制限されるという出来事があったらしい。
幸い私は被害に遭わずにすんだ。
そういえば凍結祭にも遭ったことがなく、意外とTwitterの不具合に巻き込まれた経験がないので、私はTwitterからするとかなり模範的なユーザーなのかもしれない。
しかし「Twitterの優等生」など「真面目な犯罪者」と言っているようなものなので、社会的に見ればより厄介な存在といえる。
多くのスパム扱いされたアカウントが「俺はスパムじゃないし、スパムと見なされるようなことはしていない」と憤っていたのだが、逆に何をしたらスパムになるのだろうか。
人はそれが「悪いこと」と理解できていなければ、悪気なく悪事を働いてしまうこともある。
何がスパムなのかを理解していなければ、無意識にスパム行為をしてBANされてしまうこともあるかもしれない。
そもそも「スパム」とは何なのか。
まずここで多くのデブ脳が例の「加工肉」のことを思い浮かべてしまい、腹が減ってスパムについて調べるどころではなくなってしまうと思う。
だが実は「スパム」の語源は、例の加工肉の「スパム」なのだという。
レストランに入った夫婦が店員に「スパム」と連呼され、仕方なくスパムを頼むというイギリスのコントが元になっており「大量に迷惑なことを繰り返す様」という意味で「大量に送られてくる悪質なメール」などのことを「スパム」と呼ぶようになったそうだ。
まずイギリスのジョークレベルが高すぎてどこで笑うべきなのかがわからなかったが、とりあえず「他人に対し不要な情報を大量に送り付ける行為」を「スパム」と呼ぶそうだ。
ならばSNSの「スパムアカウント」とはどのようなものか、というと「不特定多数のユーザーに同一内容のツイート、またはダイレクトメッセージを送り、受け取った相手が悪質であると判断したもの」がスパムになるそうだ。
「この仮想通貨がアツイ」や「出会って4秒で合体6秒で解散」のようなURLを大量にリプライやDMしてくる全く見ず知らずのアカウントがスパムアカウントということである。
このような行動を全く悪気なく無意識にとっていた、という不気味すぎる人はあまりいないだろう。
むしろ「有意義情報だからみんなに教えてあげたい」という善意でやっていた、と言われた方がまだ無邪気でよい。
よって今回の大量スパム冤罪事件は、いつものTwitterの不具合と言っていいだろう。
しかし注目したいのが「受け取った相手が悪質であると判断したもの」という点だ。
つまり自分のリプライやDMを受け取った相手が「迷惑だ」と感じれば、それはもうスパムということになりかねない、ということだ。
よって今回スパムであると言われた人は、リプやDMを送った相手に迷惑がられている、という可能性がある。
そのような疑心暗鬼を起こさせてユーザー同士で殺し合いをさせるのがイーロンの目的かもしれないので、どうか冷静になってほしい。
次回は7月25日更新です。
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