#201 TikTokの危険性 | Souffle(スーフル)
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コラム 2022.09.13

『ほがらかSNSライフ』カレー沢薫 最近、SNSが殺伐としていないか?

#201 TikTokの危険性

『ほがらかSNSライフ』カレー沢薫

最新話更新!

『ほがらかSNSライフ』私の家の前は公園であり、私の2階の部屋の窓からは遊ぶ子供たちを毎日気づかれずにのぞくことができる。
ある種の癖がある人間にとってはヒルズ最上階より価値がある部屋なのだが、私も未来ある子供たちやそれを見守りながら井戸端会議という社会活動に励んでいる母親たちを見るとダメージを負うので痛み分けということにしてもらいたい。

ある日その公園で女児が踊っているのを見た。
ちなみに女児は3人いた。もし1人で踊っていたら「あれは30年前の俺…!?」とタイムスリップを疑うところだが、さすがの俺様も外では踊ってなかったような気がする。

さらに踊っているだけではなく撮影をしているようだ。
もしかしてこれは例のTikTokとやらに投稿する動画を撮っているのだろうか。

しかし、何度も言っているが私の住んでいるところは田舎であり、特に今年は猿に滅ぼされかけた集落として全国ニュースになったようなところだ。
そんなリアル猿の惑星予定地にTikTokなる文明が本当に伝来しているのか甚だ疑問である。もしかしたらついにニコ動に#踊ってみたタグで投稿するのが流行り出したのかもしれない。

どちらにしても、インターネットに顔出しの動画をアップするという行為である。
もしかしたら顔を修正して投稿するのかもしれないが、それでチューチュートレインを踊ってもモザイクがゆっくり回転しているだけになってしまう。
果たしてTikTokに危険はないのか、ほとんど未知のツールなので改めて調べてみた。

まず前提として、TikTokは13歳未満は使用不可能らしい。
ますますあの女児たちがニコ動に投稿しようとしていた説が濃厚になってきた。
親が管理すればアカウントは作れるが、むしろ無邪気に子供の顔出し画像をネットに上げているのは子供自身ではなくその親という説もある。TikTokが13歳未満使用禁止ということは、大人もたとえ我が子でも13歳未満の子供の動画をTikTokに上げるべきではないということだろう。

TikTokの注意点は他のSNS同様、誹謗中傷、個人特定、ネットストーカー被害などが挙げられている。
特筆すべきは投稿するのが動画なだけに、背景から個人を特定される恐れがあるということだ。
動画を撮影する場所というのは大体自分の家かその近所だろう。
よって顔を出していなくても、複数動画から背景を分析され、個人や住所を特定されてしまうことがあるそうだ。
家の中で撮影すれば大丈夫と思うかもしれないが、窓から見える風景はもちろん、間取りから住所を特定したなどという話もある。ネットの変態を舐めてはいけないのだ。

よって撮影するときは余計なものが写り込んでないか重々確認する必要がある。
外で撮影する時はドラゴンボールのように、一旦周囲を爆破、背景をどこにでもある荒野にしてから撮ることをお勧めする。

また自分の個人情報が写ってないことも大事だが、他人の情報が写ってないかも確認が必要だ。

実際あの女児たちが撮影していた動画に私の家が写り込む可能性は高いし、最悪私が写る可能性がある。

あの女児たちが何の目的で撮影していたのかはわからないが、もしネットに上げる物なら、私の家と私を爆破してから撮影してほしい。

次回は9月20日更新です。

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OL兼マンガ家から専業作家になったカレー沢薫さんが気づいたのは、「SNSにしか居場所がない」という事実。しかし、唯一無二の居場所のSNSには炎上、マウンティング、キラキラ女子など、闇も広がっているのです。インターネットという大事な居場所を地獄にしないために、カレー沢薫さんが提案する、SNSとのほがらかな付き合い方コラム。

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