2024年は激動から始まり未だに落ち着かぬ日々を過ごされている方も多いと思うが、Xは悪い意味でも良くない意味でもいつもの調子を取り戻しつつあり、先日も「高級すし店VS港区女子」という「エイリアンVSアバター」に匹敵する戦が勃発していた。
だが、このどうでもいい戦いに対し、「勝手に戦え!」ができないのがX民なのである。
そこにいるほとんどの人間が銀座の高級すし店のガリすら食わずに死んでいくのに、すし屋、港区女子の両陣営に分かれ、ここは関ケ原かと見まごうばかりの死闘が繰り広げられていた。
しかし、タイムラインを1日占拠するような炎上でも、3日もすればもう下火の話題なのである。
怒りのピークが6秒と言われるように、単発であれば炎上の賞味期限も3日なのだ。
よって、下手に耳にして疲弊したくない話題があれば、3日頑張ってその情報をシャットダウンし、触れずにいれば自ずと視界から消え、どうでもいい戦に参戦せずにすむということである。
ちなみに今は、男女で飲食店に入った際、女の方の量を勝手に減らされるという話題で盛り上がっており、私もそれを見て憤ったのだが、よく考えてみると、常に私の口の周りに米粒がついているせいか、同じ目にあったことはない。
これは運よくそういう目にあっていないだけで、そういう目にあったことがある人が多いのも事実だと思うが、逆にいえば幸い回避できていた犬のクソをわざわざ踏みに戻って不快になっているのも意味不明なのである。
この「わざわざ肥溜めの蓋を開けて怒らない」はXをやる上での通年目標なのだが、1月の段階で早くもリタイアが決定した。
そもそも「Xでクソを見に行かないように気を付ける」というのは「うどんはもうやめる」と言って香川県に旅立つぐらいやる気がない。
本当に自分に関係ない話で憤るのをやめたかったらアカウントごと消すか、家の電子機器を破壊、もしくは電子機器をタップする指を破壊するぐらいの覚悟が必要である。
そんな中、Xにひっそりと「通話機能」が追加されたそうだ。
この機能は日本では「概ね不評」だそうで、聞こえてくるのは「デフォルトで通話機能オンになっているから今すぐオフにしろ」という「注意喚起」のみであり、扱いが「リボ払い」とほぼ一緒である。
幸い自分がフォローしていないアカウントからの着信は受け付けないようだが、「フォロバ100%」とプロフに書いてしまったがために、フォロー数が膨大な上に、相手が何者なのか把握しきれていない人は、いたずら電話などの被害があるかもしれないので、念のためにオフにしておいた方がいいだろう。
アカウントさえあれば誰からでも着信できてしまう機能にしなかっただけマシと言えるが、もしそうだったとしたら、今頃イーロンのスマホは3年は鳴りやまないだろうし、世界で一番早くこの機能をオフにするのはイーロンだと思う。
次回は2月20日更新です。
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