これを書いているのが1月1日だ。
決して年末年始の休みが与えられなかったわけではない。ただそれを年越し前に全部使い果たしてしまったため、年が明けた瞬間こうなってしまっているだけだ。
このように「フリーランス」というのは「自由の代償を支払い続ける仕事」なわけだが、フリーランスでさえ自由にできないのが年末年始というものだ。
私も毎年年始には、「何をやっているかわからない謎の親族」として親戚の集まりに出席しなければならない。
一部では、「何やってるかわからないけど子供には人気がある、謎のオジオバポジション」になりたがる向きがあるようだが、現役謎の親族をやっている者からすると、それはオタクに優しいギャルと同じぐらいの幻獣である。
子供もバカではないので、大人から距離を取られている大人は子供にも普通に不気味がられるし、たとえ子供に大人気だったとしても、同年代の大人に相手にされていない時点で大人としては確実にダメだ。
どうしても子供の注目を集めたければ、その場にいる大人の誰よりも子供に現ナマを渡すしかないのだが、その行動がまた子供の親から嫌われる。
よって半日ほど、「得体が知れない割に、当たり障りのないことしか言わない親族」としてやりすごすしかない。
新年の集まりは、私の実家と夫の実家両方に行かなければならないが、私の実家は40代の私が最年少で、若年者が一切いない滅びの一族であることが唯一の救いだ。
さすがに親族で集まっている間は、私もずっとスマホを見たりはしない。そうすると得体の知れない大人から、シンプルに社会性がない人になるだけだ。
よって年始は1年で最もデジタルデトックスができる期間といっていい。
私ほど社会からフリーになっている奴ですらそうなのだから、年始はネット人口がいつもより少ないのではないかと思われる。
芸能人などが、年末年始に結婚を発表したりするのは、特番編成でワイドショーなどが少なく、さらに同じ狙いで結婚を発表する芸能人と被るため、世間から注目されづらい時期だからと言われている。
さらに騒ぐ側も年末年始でネットを離れているのだから、余計騒がれづらいだろう。
しかし、いつもより手薄といっても、ロックダウンレベルでネットから人がいなくなっているわけではない。
正月だからといって親戚で集まったり外出したりしない者もいるだろうし、得体の知れない親族の中にも、親戚の集まりに一切顔を出さないため、得体以前に存在を知られていない上位種がおり、その種族はいつもと変わらずネットを見ているはずだ。
正直私も親戚で集まるより、いつも通り自室でネットをやっている方が楽だと思っている。
しかし年始は数少ないデジタルデトックスの機会かつ、唯一といってもいい社会的活動の機会である。
つまり元旦にして今年の社会活動の大半が終了した。
残り364日は得体の知れない親族らしく、部屋にこもって何をやっているんだかわからない状態を維持したいと思う。
次回は1月20日更新です。
今後の最新コンテンツが気になる方は、ぜひSouffle公式Xをフォロー!
コミックスを購入
2XXX年、人間は絶滅しかけ、どうぶつ達が政権を握るようになった日本。投票率0%で続投決定のムラヤマ総理大臣(ツシマヤマネコ)が国を統治する!! 日本の問題点をあぶり出して燃やす、社会風刺行政ギャグ!! 時事ネタひとコマ漫画「文化庁チンアナゴ長官」も同時収録!!
他の回を読む
ご感想フォーム
人気記事
0
0
0
0
0

@Souffle_life












