現在、首都圏に二回目の緊急事態宣言が発令された。
しかし、本当にされたのか判然としないぐらい盛り上がってないし、ツイッターの方でも緊急事態宣言に関する話題はあまり見られず、当TLではスラムダンクのアニメ映画化がトレンドである。
しかし、感染者数は東京で1日2000人越えと、数だけなら1回目の宣言時より悪化しているような気もする。
前の緊急事態宣言がよくわからないうちに終わったため、人々は「緊急事態宣言」という言葉にはもうあんまりビビらなくなっているということである。
つまり、日本が5秒後群馬を残して全部沈むことが判明し「緊急事態宣言」を発令したとしても、日本人は「どうせ大したことないだろう」と動かず、群馬県民以外全滅するということである。
つまり、危機感が薄れてきているということだが、この状態は悪く言うと「ブッたるんでいる」だが、良く言わないと家を燃やすと言われたら「落ち着いている」とも言える。
前の緊急事態宣言時には、外を出歩いている人間を見かけたらこん棒で殴りかかったり、閉店していない店を見つけたら火を点ける勢いで、みんな危機感に溢れていた。
慎重も度を超えると「パニック」であり、する必要のないケンカをしたり、それを見て心を痛めたりとある意味コロナに罹るより負傷してしまった人もいるのではないだろうか。
危機感を持つのは大事だが、不安に駆られて道に飛び出しトレーラーに轢かれては無意味である。
SNSには高い拡散機能があるが、情報と一緒に感情も拡散されていく。
一番伝染しやすい感情は怒り、そして「不安」も広がりやすい。
どちらも、人間にとって害を及ぼしがちな感情なので、SNSに怒りや不安を煽る情報ばかりが流れている時は、安全のために見ない方がいい。
だが、それでツイッターなどから離れられるなら苦労はしないと思う。
よって、怒りや不安を感じた時はそれに振り回されないようにそれらをコントロールする必要がある。
怒りのコントロールの方法については以前に紹介したと思う。
怒りのピークは6秒と言われているので怒る前に6秒だけ待ってみる、もしくは6秒力を貯めてから殴った方がよりダメージを与えられる。
どちらにしても「6秒」が重要だ。
では「不安」はどうコントロールするかというと、まず怒りと同様に、それが自分の力でどうにかなることか考えることが大事だ。
もし、不安にかられて他県ナンバー車をバットでボコボコすることにより、コロナが収束するなら良いが、そうでなければ不安になるだけ無駄であり、損ということだ。
次に「自分の不安が何によって和らぐか」をちゃんと理解しておくことである。
おキャット様は賢いので、驚いた時は毛づくろいをするなど、己を落ち着かせる方法を熟知されている。
しかし、そういう方法を知らない愚かな人間は、落ち着く行動どころか、取り乱してさらに状況悪化させて場合がある。
日頃から、不安になった時は、この音楽を聞くとか、白湯を飲んだり尻に注入したりと、自分が落ち着く行動を把握しておくことだ。
ただし「気分が落ち着く違法な薬物を飲む」「9%以上のアルコールを痛飲する」など、落ち着かせる行動自体で身を滅ぼしがちなのも愚かな人間の特徴なので、リラクゼーションの方法は選ぶようにしよう。
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