幾度となく、ツイッターは「ガンジス川」である、という話をしてきたが、先日、東京湾の汚さが大雨後など条件にもよるが、ガンジス川を越えた、というニュースが話題になった。
確かに、死体が流れてくることでも有名なガンジス川だが、東京湾にも「東京湾に沈めてやろうか」という、蝋人形にしてやろうかに並ぶ殺し文句がある。
葬儀として大っぴらに流れてくるか、秘密裏に沈められるかの差であり、死体と縁があるという点も同じだ。
では今後は「ツイッターは東京湾」と言えば良いかと言うとそれは違う。
ガンジス川も水質的には、ハチャメチャに汚いのは確かなのだが、ヒンドゥー教徒の人は、おかまいなしに、そこで体を洗ったり、飲料にも使ったりしているのだ。
どんだけ汚れていようと、彼らにとっては「聖水」なのである。
もちろん隠語ではない。
それと同じように、ツイッター民も、これだけTLという名の川に連日死体やクソが流れてくるにも係らず、何故かそこを離れようとせず、ジャブジャブ泳いだり、ゴクゴク飲んだりして「そこで生活」しているのだ。
つまりツイッター民の体は、生粋のインスタ民が飲んだら即死する汚水に慣れており、死体やリアル聖水を流している人を見ても「そこを避けて(ミュート)飲めばいいじゃない」という感覚なのだ。
そういう物が混じっている水は飲めない人や、聖水を避らけれず、直で飲んで腹を壊す人は向いていない。
おそらくインドの人も水が汚いということはわかった上でガンジス川を敬愛し、使用しているのだろう。
異国の旅行者が来て「汚いから入るな」というのは正論かもしれないが、同時に「そういうのじゃない」のである。
片や東京湾の方は今のところ「大雨の後の東京湾に肩まで浸かるのが江戸っ子のたしなみ、詫び、寂び」みたいな文化はない。
純粋に有害なだけなので、汚水が流れている時は絶対入らない方が良い存在である。
つまり、水質的な意味では似たようなものでも「民に必要なものとして使われていて、何だかんだで愛されている」という点でやはり、ツイッターは東京湾よりガンジス川と言った方が良いだろう。
しかし、ツイッターも「有害でしかない」という「東京湾な日」もある。
もしくは自身のメンがヘラっている時は流れてくるもの全てが腹ただしく、銚子川だって東京湾に見えるはずだ。
そんな「目が東京湾」になっている時は水辺と言う名のSNSには近づかない方が良い。
ちなみに、ガンジス川も「汚いのがガンジス川っすから」と思っているわけではなく、浄化する計画もたびたびなされているようだ。
ツイッターも「ツイッターなのだから汚水を流して当然」とは思わずに「おキャット様写真」を流すなどして、常に浄化を目指すべきだろう。
目が東京湾になっている人間もおキャット様を見た瞬間、穴吹川になるので一石二鳥だ。
次回は9月10日更新です。
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