ガンジス川も東京湾も汚いが、どちらかというとツイッターはガンジス川だ、という話を前にしたと思う。
しかし、ツイッターには東京湾的なところもある。
それは「水質が天候に大きく左右される」という点だ。
東京湾は平素そこまでではないが、大雨や台風が起きると、汚さがガンジス川を越える、と言われている。
ツイッターも世間で良くないことが起きると、そのことについて言及している人が増え、さらに言及している人同士で揉めたりするので、全体的に水が濁る。
そんな日にツイッターに網を張ったところで、かかるのはウンコと死体ばかりだ。
おとなしく見るのをやめて、日を改めるのも手段である。
しかし、世間で何も起こってないのに「最近死体ばかり流れてくる」と感じることがないだろうか。
そういう時は一度フォローの整理をしてみてはどうだろうか。
自分のツイッターのTLが濁る原因はまず「流れ込む水の量が多すぎる」というのが考えられる。つまりフォロー数が多いのだ。
ツイッターをはじめたての時は、とりあえず目につくアカウントを手当たり次第フォローしてしまったりするものだ。
フォローをすると、その人のつぶやきやRT、なぜかいいねまで流れてくるようになっている。
TLに流れてくる水の量が多ければ、有益な情報を手に入れられることも増えるが、当然死体が流れてくる率も上がるのである。
よって定期的にフォローをチェックし、水量を調節した方が良い。
一度フォローしたら、何か決定打がない限りリムーブせず、惰性でフォローし続けてしまう、という人も多いだろう。
しかし「この人の発言ちょっとモヤるけど、リムーブするほどじゃないしな」という人を放置するというのは自分の飲み水にちょっとづつ毒が流れているのを放置するのと同じで、体には良くないのである。
ブロックやリムーブで角を立てたくないならミュートで良い。
とにかく自分のTL川に自分にとっての汚水が入らないようにするのが肝心だ。
また、ミュートと同時に利用したいのが「RTの非表示」である。
その人のつぶやきは表示されるが、RTしたものは表示されないという機能である。
実はツイートよりも「RTするもの」の方が人の傾向は出やすいのだ。
政治の話ばかりRTする人もいれば、一貫しておキャット様画像しかRTしない人もいる。
何をRTするかは個人の自由だが、それが自分から見て死体なら、やはり己の川には流れ込まないようにした方が良い。
よって、死体を流しがちな人のRTを非表示にすることで、大分水質が改善されることがある。
物と同じで人間関係も断捨離が必要、と良く言うが、リアルではなかなか難しいものだ。
だがせめて、ネットぐらい、定期的に整理していくべきだろう。
他人の発言を制限することはできない、しかしそれが流れ込んでくる「蛇口」の管理はある程度自分で出来るものだ。
毒が流れている蛇口があったら早急に締めるべきである。
ツイッターをやっている人の中には「毎日見ている」という人も多いだろう。
毎日摂取しているなら、それは飲み水と同じだ、水質には気を配るべきだろう。
次回は10月22日更新です。
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