引き続き我がツイッターのTL以外で話題のClubhouseの話題である。
この話は「やるもやらないも、招待してくれることがいませんでしたꉂ ( ˆᴗˆ ) ドッ!」という、本当にそれで金をもらうつもりなのかと、神経と人格を疑うオチで終了のはずだったのだが、何を間違ったのか私をClubhouseに招待する人が現れてしまった。
もちろん好意に見せかけた嫌がらせの可能性もある。
だとしたら攻撃として的確過ぎて怖いのだが、せっかく誘ってくれたものを「私って会話とかダメな人じゃないですか?」と「会話以外もダメ」とバレてしまう文言で断るのは気が引ける。
というわけで、とりあえずClubhouseに登録だけしてみることにした。
まず噂に聞いていた「電話帳に登録している奴に手当たり次第何か送る」という、陽キャ特有機能による事故を防ぐため、逆に電話帳を整理してから登録することにした。
その結果、電話帳は限りなく「新品」の状態に戻った。
40年近く生きて築いた人間関係がこれで良いのかと思うが、前の前の会社の人間とかに今更連絡を取るとは思えない。
それを考えると、自身が推している宗教を布教するために、クラスが一緒だったというだけの人間に卒業20年経ってから「久しぶりに会おうよ」と言える人のガッツはすごい。
宗教というのは、良くも悪くも人の心に勇気を与えるので、やはり必要なものと言える。
整理したと言っても「夫の弟の嫁」など何か送ったら限りなくアウトに近いアウトも残っているのだが、私はすでに親戚間でスリーアウトとっていると思うのでこの際気にしないことにする。
Clubhouseは現在、説明が全て英語なのだが「ならお前は日本語なら説明をちゃんと読んでいるのか」と言われたらNOなので、とりあえず適当に押していたらとりあえず登録は出来たようだ。
しかし、そこからどうして良いかわからない。
とりあえず、誰かをフォローしてボイスチャットを聞いて見れば良いのだろうが、特にこの人の話が聞きたいというのが思い浮かばないし、適当に入った場所がいきなりドトールの角席ということもあり得る、そういう引きだけは強い。
そして「とりあえず仲間どうして喋ってみようか」みたいな相手も当然いない。
だからと言って自分が喋るというのはもってのほかである、そもそも喋りたいことがない。
このように何かを始める時は「目的」もしくは「一緒に楽しむ仲間」のどちらかを用意してからでないと、楽しめない以前に何をやってよいかすらわからないまま「何だつまんねーな」とその場を去ることになってしまう。
これはClubhouseだけではなくすべてのことに言える、どうりで私の人生何をやってもほぼ楽しくないはずだと合点がいった。
しかし、楽しくないだけならいいが、「やりたいこともないし、何をやっていいかもわからない、そして仲間もいないが、ここに行けばなんか楽しいことがあるかもしれない」という人間こそが、真っ先にドトールの角席に案内されてしまうのだと思う。
リアルならシカトされるだけで済んでいたものが、ネット上だと率先して狙われるようになり、さらにそれを「自分の居場所はここにあった」と勘違いしてしまう場合もあるのだ。
「よくわからないけど楽しそうだから始めてみる」というのは大事だが、それが「格好のカモ」になってしまうケースもある。
今の世の中「とりあえずはじめてみる」ではなく「とりあえずググって評判を見てからはじめる」ことが大事なのである。
次回は3月2日更新です。
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