コロナである。
社会で何が起ころうとも、コマンドーを流しているような、ツイッター界のテレ東と言われた我がタイムラインですら6割ぐらいコロナとそれにまつわる問題が流れてくるのだから、事態は深刻だ。
つまり、ツイッター含むSNSが、焦りと不安、そして苛立ちに満ちている、ということである。
しかし、この状況でイラつくなと言う方が無理だ。
楽しみにしていたイベントは軒並み中止にされたのに、会社だけが頑な中止や爆発をせず、
さらに家に子どもの面倒を見る人材の1人や2人いるだろうという「イマジナリ―ババア」の存在を信じている政府により、いきなり休校要請宣言が出されてしまった。
世の共働きやシングル家庭は「コロナなんてちゃちなもんじゃねえ、もっと恐ろしいものの片鱗を見たぜ」と言って卒倒者続出である。
すでにコロナに対する脅威だけではなく、イベント中止や仕事を欠勤せざるを得なくなってしまったことによる経済不安、そして危機はケツを拭く紙がないというアナルにまで迫ってきている。
こんな状況で、イラつくなと言っても無理である。
私のように、パンツに多少ウンコがついていても影響がない無職なら良いが、子どもや老人、アナルが二桁ある人は気が気でないだろう、多少便所紙を買い占めに走ってしまっても責められない。
だがこういう状況だからこそ、せめてSNS上だけでも己の言動には気をつけたい。
確かに「こんな状況なら仕方がない」のだが、その時の言動を、周りは永遠に覚えていたりするのである。
家が火事になった時、全裸で飛び出しても、その時は「火事だから仕方がない」と周りも言うだろう、だが見たイチモツの大きさや乳首の色はいつまでも覚えているものなのである。
よって、世の中が大変だからと言ってパニックになり、SNSでデマを拡散したり、何かを差別したりすると、事態が収束した後でも「そういう人」と思われたままなのだ。
何事も喉元すぎればクソになる、なので「あの時は仕方なかった」と言っても「つらいかったのはみんな同じ」という「よそはよそ、うちはうち」の対義語が出てくるだけである。
ウイルスもいつかは落ち着き、いつも通り尻を拭ける日が来るだろう。
しかし、その時やった「ビッグにジープで乗り付けトイレットペーパーを買い占めた人」というような行動は永遠に人の記憶に残り続ける。
そして全く関係ない時に「でもお前乳首黒いじゃんよ」というような「蒸し返し」にあったりするのである。
有事であることには間違いない、だがそんな時だからこそ、悪い意味で人々の記憶に残らない行動を心がけよう。
次回は3月17日更新です。
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