先日「スペース実装」がツイッターのトレンドになっていた。
スペースはちょっと前に全ユーザーに実装されたと思っていたがまだだったようである、それ以前にまだ世間がスペースの進退に興味があったことに驚きである。
どうやら、スペースを聞くことは以前から誰にでも出来ていたが、今回はスペースを開くホストの権限が全てのユーザーに与えられたという話らしい。
では本当に全てのユーザーにスペースを開く機能が実装されたかというと、まだ使えない人が普通にいるらしい。
やはりツイッターくんは実装されていないものを「実装したよ!」と大発表しすぎなしすぎな気がする。
しかしスペースに関しては私個人は割と楽しく使わせてもらっている方である。
スペースとはボイスチャット機能であり、自分が雑談をすることもできれば、他人の雑談をラジオ感覚で聞くこともできる。
私も、たまにスペースでしゃべっているのだが、他人が立てた部屋に闖入し、寝言を言っていつの間にか消える、ということは出来ても、ホストになるのは未だに無理である。
ホストには、スピーカーとして喋る人間を選べたり、場にそぐわない人間を追い出したりと強い権限を与えられている。
しかし、大きな力には大きな責任がある、とありとあらゆる人間が言いすぎて逆にダサ気味になっている言葉があるように、ホストには責任がある。
まず部屋を開くのもホストだが閉じるのもホストの権限を持つ者しかできないため、言いたいことだけ言って去るという逆ポイズンはできず、基本的に最初から最後までその場にいなければいけない。
またその場が円滑に進むように喋るメンバーを選ぶ監督的役割もある。
大谷が9人というチームが必ずしも強いわけではないように、言いたいことがある人間を一気に9人スピーカーに上げてしまったらもう一人聖徳太子を入れなければいけなくなるが、野良の聖徳太子が入ってきてくれるケースは稀である。
それに1回スピーカーとしてあげてしまうと「ちょっとそこの大谷さん、いやそっちの大谷さん一度ベンチに戻ってもらえますか?」とは言いづらいのである。
よって、今壇上に上げたら収集がつかなくなる判断した場合は「話したいっす!」と挙手されても「無視」という判断をしなければならない。
追い出す時も、入ってくるなり男性器名を連呼など、逆に親切なほどわかりやす人なら秒で蹴れるが「悪気はないが著しく場の空気が読めてない人」を蹴るのは勇気がいるし、おそらく蹴ったあと「悪いことをしてしまった」と凹む羽目になるのだ。
そしてスペースは、最初から入れる人を指定する機能がないので、全く知らない人が入ってくる可能性が常にある。
ホスト機能自体は誰にでも使えるようになったかもしれないが「誰にでも使いこなせる機能」とは思わない方がいい。
蹴られる側より蹴る側の方がいいと思うかもしれないが、いざやってみると蹴った側の足の方が折れているものである。
次回は11月9日更新です。
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