就職活動シーズンということで就活生にSNSについてのアドバイスを一つ、ということである。
まずこれから社会に出ようとする若人に社会から追い出された人間のアドバイスが必要なのか、という話だが、世の中には「半面教師」という金言もある。
まず第一に言えることは「仕事中ツイッターをやると怒られる」ということだ。
そして「こっそりやってるつもりでもバレてる」し、さらに会社の愚痴を書いているアカウントを特定されるまである。
これに気をつけるだけでも、社会から追い出されるスピードを若干ローにすることが出来る。
だが最近は、採用面接時点でSNSについて問われることも増えてきているらしい。
会社が個人のSNSにまで口を出すなんてプライバシーの侵害と思うかもしれないが、逆に社員がSNSで会社のイメージを害してくる案件が増えているのでそこに触れないわけにはいかなくなっているようだ。
つまり現在の就活ではSNS含む「ネットリテラシー」を持っているかが「あいさつができるか」「コンドームがつけられるか」に並ぶ一般教養として必要になっている、ということである。
まず「SNSをやっているか」というドストレートな質問に対しては「やっていない」人間の方が会社にとって一番安パイである。
しかし、本当にやってないなら良いが、このご時世SNSをやっていないというのは逆に嘘くさいし、万が一やっているのに嘘をついたとバレたら心証が悪い。
よって就活前には、身辺整理の一つとしてSNSの投稿も整理しておくことをお勧めする。
別に「無限列車を都合3868回見た」とか「最終的にゲンドウに感情移入した」とか、多少アツすぎても個人的趣味のツイートを消す必要はない、そこにまで言及するような会社は社員のプライベートに踏み込み過ぎだし、ある特定の人種に差別意識を持っているとしか思えないので、むしろ採用されない方が良い。
まず、一番ダメなのは差別発言、反社会的発言である。
もし社員がそのような発言をし、所属先がバレると「会社もそういう考え」と思われてしまうからだ・
また、「こいつゴッサム大学経済学部所属で吉牛マッドマックス店でバイトしてるな」と容易に個人が特定できるようなことをつぶやいているのもまずい。
そういうタイプは社会人になっても、会社であったことなどを逐一SNSに書くため、どこの会社かすぐバレるし会社にとって不利益なことをつぶやく可能性が高いからだ。
つまり、つぶやいている奴の姿が透けて見えるようなつぶやきは消しておいた方が身のためである。
逆に言えば、見ている人間に「こいつ本当に実在するのか?」と思わせるようなSNSなら良いということである。
そういう意味ではむしろ無限列車3868ネキやゲンドウに感情移入ニキのSNSは模範的である。
この手のタイプは推しコンテンツや推しの話しかせず、個人的なつぶやきをしないため、所属先はおろか、年齢性別、もはや人間なのか、そもそも実在しているかすらはっきりしないため、オフ会などではまず「本当にいた」という点で驚かれるという。
こういうSNSは企業にとっても無害な場合も多く、むしろそれにすら口出しする企業はあらゆる部分で越権してくる恐れがあるので、逆に注意した方が良い。
よって、就活生の皆さんは就活前に自分のSNSをクソオタク仕様にしてから臨むようにしよう。
次回は11月16日更新です。
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